Reads
Reads - 読書のSNS&記録アプリ
詳しく見る
めもり
めもり
めもり
@memor1s_book_report
働き始めてからしばらく本を読まなくなってしまって、久しぶりに手に取ってみたら文字が上手く自分の中に落とし込めなくてショック。 これはいけないと思い、リハビリがてら始めてみました。 今の目標は、好きな文体やリズムの本で慣らしながら、気になっている村田沙耶香さんの『世界99』の上下巻を読了すること。分厚い。
  • 2026年1月12日
    働きマン(5)
    働きマン(5)
    去年たまたま本屋で発見した時の感動と言ったら…なんせ17年ぶりの最新刊である。17年て何だそれ。 モーニングの掲載年月が'07、'08年なあたり、やっぱり圧力が掛かっての打ち切りだったんでしょうかね… 4巻の「あたしはきっと頑張れる」に終わりを悟り、でも綺麗に風呂敷を畳めているのだから、これはこれで…と思っていたのに、あったんですか?未掲載話が??? これも人生の教本で、学生時代に愛読してしまったばかりに骨の髄まで影響を受けてしまった作品。 総合出版社の雑誌編集部で働く主人公の松方弘子を中心に、「働くとは何か?」を問うオムニバス形式のお仕事漫画。 多様性が今ほど認められていなかった時代に夢を持ち、熱意に溢れ、懸命に前を向いて歩み続けたあの輝きが、今この瞬間にも色褪せることなくそこにあって、ただただ嬉しかった。 我武者羅に働く人、のらりくらりしていたい人、働けなくなってしまう人。 色々な社会との携わり方があり、そのどれも否定は出来ない。働き方は変わって、社会のありようも変わった。 だけど、私は出来るなら懸命に生きていきたい。 これはそのための御守り本。
  • 2026年1月11日
    キッチン
    キッチン
    ジブリ作品を観ているような気分になれる小説だと思う。肉親の死に直面して、一人、また一人居なくなって自分だけが取り残された時、世界が透明感に満ちて美しく、賑やかであればあるほど目の前のすべてが嘘のように思えてくる虚無感の描き方が上手い。本来ならメンタルがマイナスに引っ張られるテーマではあるけれど、文章の語感が良いのと、死の気配を纏っているハズの主人公の目に映る世界には、いつも植物や食べ物、人の気配が溢れていて、心情では今の自分には眩しすぎると思ってはいても、生への渇望が見て取れるのも良かった。食べ物は魅力的に描かれ、温度や色を感じられる綺麗な景観描写が作品をやわらかく仕立てている。加えて『キッチン』では「えり子さん」、『ムーンライト・シャドウ』では「うらら」という強烈で謎に満ちた魅惑の美女(?)が、明るく穏やかに主人公を導くのが良い。全編通して登場人物の品が良く、茶目っ気たっぷりな会話や行動が見ていてとても心地よく感じたが、羽振りの良さを考えると、バブル当時(※80年代後半)の物質的な豊かさがそのまま心の豊かさに繋がっているように感じられ、今の日本はずいぶん貧しくなったんだなと寂しくも思えた。 「愛する人達といつまでも一緒にいられるわけではないし、どんなに素晴らしい瞬間も一瞬で過ぎ去ってしまう。けれど、どんな深い悲しみも、時間がたつと同じようには悲しくない。」 衣食住を通して描かれる人間の再生物語、墓まで持って行きたい私の人生の教本です。
読み込み中...
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved