みさと
@misa10
- 2026年3月15日
アルジャーノンに花束を新版ダニエル・キイス,小尾芙佐読み終わった行きて帰りし物語の構成ではあるけど、変わらないことに救われる話だった。チャーリイが本来の美点である優しさと柔らかさを失わなかったこと、守ってくれるパン屋の仲間たちがいることが悲しくも温かい。 知能の変化がエレベーターで例えられてたのが印象的。チャーリイがアリスを常に思いつつも知性に引っ張られて接し方がその時々で変化するのがやりきれず、それでもいっとき心から愛し合える瞬間があったことにほっとした。最後キニアン先生の生徒に戻ってしまったチャーリイにそらアリスも泣いてしまうわ…… - 2026年2月1日女の記録やまがたに生きる山形市教育委員会社会教育課借りてきた昭和の山形市報に採録された女性たちのエッセイから秀作を抜き出した文集。 井戸水道のない農村での水汲み、婦人会で裁判所や県議会を見に行く企画をした話、幼少期に生き別れた母との再会、絵画教室に通っている日常の話など、市街地も農村部も時代場所を問わず、個人的な記憶が集積されている。 ただほっこりする話もあるけれど筆の奥から匂い立つ壮絶な環境に息を呑むこともしばしば。 どの話だか失念したけれど、「心ならずも繰り返す懐妊の愚」という一節が突き刺さって忘れられない。
- 2026年1月28日
青と緑 ヴァージニア・ウルフ短篇集ヴァージニア・ウルフ,西崎憲借りてきた前回借りたときに半分までしか読めなかったのでまた借りた。夢見るような語り口と女性の孤独な世界観を味わえる「サーチライト」が特に好き。「月曜日か火曜日」は原文の響きがとても美しく、自分なりに訳したことがあったので本書の訳文と比べて三度味わうのが楽しかった。他の作品も原文と行き来してみたい。 - 2026年1月28日
懐風藻江口孝夫借りてきた借りるのは3回目?文庫なので持ち運びに便利。 葛野王の温かな情景描写と文武天皇の創意、少年的なユーモアが特に推せる。 語彙解説の豊富な少し厚めの辰巳先生の解説書もよいけど、こちらはシンプルで辛口めなレビューがついており、名だたる古代の文人政治家たちをフラットに扱っているところが好き。 懐風藻の語彙は知るほどに自分が豊かになるような気がして愛しく、時々読み返したくなる。 - 2026年1月7日
- 2026年1月7日
- 2026年1月3日
- 2025年12月30日
万葉集佐佐木幸綱またいつか読んでる読み終われなかった!借り物なのでまたいつか 推古天皇/舒明天皇の代替わりに古代人の近代化の節目意識があること、集団の歌から個人の歌に移行し、2度と巡りこない一度きりの人生に目覚めたことによる寂しさの歌が生まれること、すごく面白くてちゃんとメモしながら読みたい
読み込み中...


