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モエシャンドン
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@moex-moex
ままならない日々を生きる登場人物たちを見守りたい。お菓子のカプリコがすき。
  • 2025年5月3日
    一次元の挿し木
    一次元の挿し木
    失踪した妹を探す先に、思いもよらない事実が次々と明らかになるミステリー。時系列が行ったり来たりするので、ちょこちょことブレーキをかけながら読み進める感覚。ミステリーとして描かれているけど、読後感はラブストーリー。化学ミステリーとラブストーリーがそれぞれもう一歩踏み込んだ内容であればさらに素晴らしくなったと思います。 ミステリー漁りをしている方向けだと思いました。
  • 2025年4月20日
    バリ山行
    バリ山行
    めちゃくちゃおもしろい。 芥川賞アレルギーの方も読めるはず。 ビジネスマン小説と登山小説がいい感じにミックスされて、それが純文学してる。 数年後でもたぶん思い出すであろう、心に残る本。 登山したくなるし、本当のサバイバルって、戦うってどういうこのなのか、考えさせられる一冊。 自分ってなんだろう、どう生きたらいいんだろう、人に迎合しないってどういうこと、などの迷える人にこそ読んでみてほしい本だなと思います。
  • 2025年4月19日
    Nのために
    Nのために
    ミステリの形ではあるものの、根底あるのは恋愛の要素も含んだ愛情の話。 相手を想うがゆえにそれぞれに隠し事をして、でもその根底は「自分の恋心や執着のため」というのが湊かなえさんらしくて、この多重構造が読後の満足感に繋がっていると思いました。一筋縄ではいかない人達による、オイラー図的な人間関係を味わいたい方におすすめしたい。
  • 2025年3月7日
    世界でいちばん透きとおった物語2
    1作目の仕掛けが二度と使えないことは読者なら簡単に想像がつく中での、シリーズ2作目。とても静かに、真っ当にミステリー小説として書かれていて、前作から気配があったほのかな恋模様に輪郭がついたようで、少し甘酸っぱい。単品では物足りなさを感じるかもしれないので、続きとして読むのがおすすめです。
  • 2025年3月7日
    世界でいちばん透きとおった物語
    物語に夢中で、最後の数ページまでわからなかった。これ以上なく透きとおったミステリー。この本の要素を何かひとつでも変えたら成立しない、素晴らしい天秤の上に成り立っていて、また読みやすい。「ネタバレ厳禁な本」シリーズとして、数年は本屋さんに平積みされること間違いなしです。
  • 2025年3月6日
    カササギ殺人事件<下>
    カササギ殺人事件<下>
    謎解きを謎解きする下巻。「なぜ、どうして」をほとんど回収しており、満足度の高い読後感でした。 読みづらいわけではないですが、少しシーンが行ったり来たりします。
  • 2025年3月6日
    カササギ殺人事件<上>
    カササギ殺人事件<上>
    上下巻に分かれているうち、上巻のほうが読みやすく、また下巻では一気に物語の毛色が変わるので2冊になっていることで名作感が増している。そしてネーミングの妙が光っている。ミステリーの源泉からエキスを抽出したような作りで、ワクワクが倍増しています。
  • 2025年3月6日
    教誨
    教誨
    死刑執行後に遺骨が届くところから始まるミステリー。必死に生きた先に、人を殺めることでしか救われない人生がある、というやり切れなさが心に残る。ノンフィクション作家、堀川恵子さんの「教誨師」をあわせて読むとやり切れなさ倍増です。
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