
無教養
@mukyoyo
いつか教養を身につけるその日まで
- 2026年5月10日
学歴狂の詩佐川恭一読み終わったたまたま著者の小説を買った際に、名前を見て積読チャンネルで本書が紹介されていたことを思い出して購入。 私は某R高のような進学校でもなければ、京大ほどの大学出身でもないので「こういう子いたよな」といった共感はなかったが、とても面白く読むことができた。 共学出身ではあったが、理系であったため、男子校特有の「面白センサー」となってしまっていた時期もあったかもしれない。 しかし、不思議なもので大人になったからか、会社に入ったからか、著者たちと同様にそのセンサーを調整できるようになるものだなと思いました。 - 2026年5月10日
「世界を動かす宗教」講義池内恵読み終わった福音派やイスラエル、イスラーム主義にMAGA、など今の国際情勢でよく名前の聞く宗教について概観できる本です。 ウクライナやガザのことで色々と本を読んでいたので、そのあたりについては復習する、かつ最新の知見を得るつもりで読みました。 インドや中国、チベットについてはお恥ずかしながら初めて知ることが多く、インドの現政権が完全な自由主義ではないと言われている所以がわかりました。 宗教についてはほとんど馴染みがないのですが、適切な距離を保つためにはよくわからないものとして片付けずに、ある程度の知識を持っておくことが必要なのだと思いました。 - 2026年5月10日
ニッポンの移民是川夕読み終わった日本の移民の受け入れ状況や制度についてよくわかる本でした。 治安や社会保障、経済に関する現実的な影響を知ることで、ステレオタイプ的な誤解や不安を取り除くことができる内容となっています。 また、人口減少社会で起こる労働力や社会保障の担い手の課題解決のために移民を受け入れることが重要ですが、同時にその効果には限度があることへの理解もしておく必要があると思いました。 移民問題に関しては、一国のデータを元にした議論や、地域や移民の種類差を考慮しない議論が多いと感じるため、広い範囲でのデータ検証やそれぞれの地域状況を加味した上での考察が必要だと思いました。 本書の著者は移民の受け入れに賛成(かつ政府との仕事もしている)の立場の方ですが、エビデンスに基づいて記載があり賛成する方も反対する方も移民の実情を知るために読むべき本だと思いました。 自分は次に中公新書の移民と日本社会を読もうと思います。(やはり新書は手頃です) - 2026年5月9日
テクノロジカル・リパブリック 国家、軍事力、テクノロジーの未来アレクサンダー・C・カープ,ニコラス・W・ザミスカ,村井章子読み終わった悪名高きパランティアのCEOたちが書いた本。 当初の印象と違って、優秀ならマーケや消費者向けのサービスで金稼ぎするのではなく、気候変動や飢餓、安全保障などの人類規模の課題解決に取り組むべきだという主張をしていたため、著書たちに好意的なイメージを持った。 破壊系資本主義などを見ていると、ピーター・ティールは国の数を増やしたり、デジタルな空間で既存の国家権力の力を弱めたり、逆に自分らが支配できる領域を確保しているように言われているので、その同僚たちが、アメリカ(国家)の役に立つことに取り組むべきと言っているのは意外に感じた。 破壊系資本主義も途中までしか読んでいないので、この本や他の情報も調べてみてパランティアやそこの人々の考えていることを詳しく知りたくなった。 共通の文化を持つ、というのはやり方さえ間違えなければ良いと思いました。 その文化が独善的なもので人々に押し付けられるものではなく、人々がその文化に異議を唱えたり、それを受け入れて修正されていくような、柔軟な共通の文化を醸成できるような社会になればと。 また、日本のビジネスマンの書く本と違って原注と参考文献が多く、引用している内容に深い教養を感じました。ライターやチームで書いている可能性もありますが、日本の会社は敵わないよなあ、と思いました。。。 - 2026年5月9日
シン・サークルクラッシャー麻紀佐川恭一読み終わった神田古本市で新品が半額で売っていたので購入しました。 大学生の男子のみの飲み会で話すような下世話な話が多く、懐かしみを覚えました(もっぱら聞いてる側でした)。 物語全体から漂う童貞臭はありますが、実録大学サークルクラッシャー物語、というよりも、笑いあり涙ありの熱い文学青春小説だと思いました。 かつて童貞だった全ての大人たちに本作を勧めます。 - 2026年5月6日
- 2026年3月29日
杉森くんを殺すにはおさつ,長谷川 まりる横道さんの「読書嫌いを覚醒させる思考のブックリスト」で紹介されており、気になって読みました。 児童書ですが大人の方にも勧めたい本です。 最近〇〇(ネタバレ防止のため伏字)に関する本を読んでいるのですが、物語を読みながら〇〇の考え方に触れられる素晴らしい本だと思います。 自分に子供を育てるときがもし来たら読ませてあげたいと思いつつ、読ませてよいものかとも悩みそうです。それくらい重い内容ではあります。 - 2026年3月29日
- 2026年3月29日
これを読み終わったら加害者(高橋さん)にかなり同情することになりそうだと思っていました。確かに、母親の言動はひどくよく一人で耐えてきたと思いましたが、事件を起こすまでの当人の言動や犯罪歴など、決して母親との関係性がもたらしたとは言えないような問題もある印象を受けました。 ひどいことをしていた母親であっても、殺されてしまったことは大変可哀想なことです。楽しくガーデニングをしていた姿を想像するといたたまれなくなります。 構成の都合上かもしれないですが、被害者たる母親への申し訳なさ、謝罪は最後に書かれるくらいで、加害者にとっては裁判官や父親など自分を理解してくれた人に対するそれのほうが大きいのかなと思いました。 文庫版に寄せて、高橋さんが自身について「反社会的な行為」と無縁だったと記載してるのにも違和感を覚えました。 ただ、高橋さんは10年という刑期の中で自身と母親のこと、自身の犯してしまった過ちについて考えている途中であり、罪を償うというのは決して簡単なことではないのだなと思いました。 高橋さんは事件後に、父親や先生、同じような境遇を持った人々にこれまで一人で抱え込んでいた苦悩を分かってもらうことで救われました。そして今度は自身が誰かを救いたいと思っておられます。 高橋さんの刑期を終えた後、更生後の人生が良いものとなることを祈るばかりです。 - 2026年3月12日
プロジェクト・ヘイル・メアリー 下アンディ・ウィアー,小野田和子映画始まる前に読了できました! 最後まで面白かったです。 楽しみにしていたので早く読みたかったのですが、読み終わって寂しさを感じます。 予告編始まってからネタバレ防止のために映画館断ちしていたので、ようやく映画館いけます! - 2026年3月12日
- 2026年1月17日
- 2026年1月12日
BOXBOXBOXBOX坂本湾読み終わった不気味な環境の中で単純作業を続け、みんながみんなおかしくなりそうな中で酒や盗み、物へあたることで気晴らしをしている。 そんな将来どうなるか分からない労働の中で、悲痛なだけでなく希望も感じることができる作品でした。 ループのようであるけれど、不安のなかで希望を見いだしたり、かと思ったらまた新たな問題を見つけたり、それをまた解決したり、労働とはその繰り返しで進んでいくのかもと思いました。 - 2026年1月12日
- 2026年1月4日
言語化するための小説思考小川哲読み終わった帰省の電車の中で一気読みしました。 小説を書いたり、読んだりするための本ですが、以下のように他の仕事でも通じるところがあるなあと思いました。 ・抽象化と個別化、何が普遍的で何がそうではないか ・読みやすさとは、視点人物と読者との情報の量の差 ・冒頭の重要性 ・語り手が聞き手に正しく情報を伝える ・一人の人間のアイディアが面白いはずがない ・作者が何を表現したか、ではなく読者が何を受け取ったか、で価値が決まる 細かくは書きませんが、異なる業界のお客様にどう提案するか、提案内容の情報整理、良いプロダクトを作るためのアイディア、どんな価値を提案するか、などを考える時に指針にできそうです。 一方、以下の内容は自分の職業では使いどきがないと思いました(自分がまだこれを実施すべき状況になったことがないだけかもしれませんが笑) ・書いてしまったことをいかに伏線にするか また、短編小説も収録されており、言語化するための小説思考を題材とした内容となっており面白いです。 - 2026年1月4日
過疎ビジネス横山勲読み終わった「町長たちが自分たちだけ給料を上げている」というタレコミをもらった新聞記者が、問題を追求すべく議事録を調査していると、別の問題が見つかって、、、 と言う流れなのですが、違和感を見逃さず、疑問を解消すべく行動していく様はまさに記者魂を感じました。 - 2026年1月4日
- 2026年1月4日
読み終わった最近、読書をあまりしない知人におすすめの本を聞かれることが増えており、聞いてくれる方々の興味にあった本を紹介できるように、読んでない本も概要を把握するために読みました。 そんな目的で読んでいましたが、紹介が面白く、自分が読みたい本もいっぱい増えました笑。 特に児童書や絵本は普段目にする機会がななく、特に「杉本くんを殺すには」は読んで見たくなりました。 普段本を読まない人がこの本を読む際は、各章末のコラム「読めない人のQ&A」から読むことをオススメします。読書の悩みに対するアドバイスを聞けるという実用的な面だけでなく、横道さんの文章が面白くて引き込まれるので本題の本紹介もすっと入ってくると思います! - 2025年12月31日
哲学史入門1(1)伊藤博明,千葉雅也,山内志朗,斎藤哲也,納富信留読み終わった3年前に熊野さんの西洋哲学史を読んで以来の哲学史に関する読書となりました。 西洋哲学史は良書と評判だったのですが、当方は門外漢なので難解でした。 個別に読みたい哲学者がおり、下地をつけるために再度入門書を読むことにしました。 ライターの斎藤さんと各年代の専門家とのインタビュー形式で書かれており、非常にわかりやすかったです。 一般的な通史(扱う範囲が広大なので概略的)に加えて、無知の知やオッカムの唯名論など、各専門家の方の関心や難所にフォーカスされており、わかりやすいとともに面白く読めました。 続刊も読むのが楽しみです。 他の入門書も読みつつ、西洋哲学史も再読すれば前よりは理解できる気がします。 - 2025年11月24日
なぜ人は自分を責めてしまうのか信田さよ子母と娘、共依存、育児、そして自責感の問題について書かれた本です。 共依存は「他者の世話をすることで本当の自分を見ないようにすること」という生やさしいものではなく、相手を支配すること、ということを理解することができました。 相手に何かをする時、共依存かもしれないという自覚を持ち、一旦立ち止まって考えるようにしたいと思いました。 また、4章の教育に関して、虐待とは程遠い家庭でも、子供に愚痴を聞かせることなどはよく起こっていることだよなと思いながら読みました。あまり関係ないかもですが、夫婦仲が悪く、喧嘩や愚痴の絶えなかった環境で育った人たちは自身の恋愛についても不安を感じている人が自分の周りでは多いです。 子供の前では幸せな姿を見せること、根本的受動性の承認、いけないことはちゃんと注意すること、など多くのことを学ぶことができました。自分も子育てをすることになったら、もう一度この本を読みたいです。 キーワードはページ下に付箋のように書かれていて読み返すときに便利だと思いました。 また、言葉や対処法の説明する際に具体的な話を元に書かれており、分かりやすかったと共に、まさに筆者の辞書はクライアントの語る言葉なのだなと思いました。
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