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@note103
  • 2025年8月25日
    ([さ]5-1)教科書に載った小説 (ポプラ文庫 日本文学)
    蔵書整理の際に見つけて再読。佐藤雅彦さんによる中学高校の教科書に載っている小説から選んだアンソロジー12編。その中の「絵本」を読み始めたら一気に引き込まれてめちゃくちゃ面白かった。 たしか何年か前に、待ち合わせの時間つぶしで出先の図書館に入ってふらふら棚を眺めていて見つけた本。面白そうとは思ったものの、会員ではないので借りずに後から古本で探して買って、しかしほぼ積読だった。面白いのはわかっていたんだけど。 明らかな読書の楽しみがここにある。やはり佐藤雅彦さんは凄い。何が大切なものなのかわかってる。
  • 2025年8月24日
    介護未満の父に起きたこと
    武田砂鉄さんのラジオでゲスト出演して話しているのを聞いて面白そうだなと思ったので買った。
  • 2025年8月9日
    愛と連帯
    愛と連帯
    最近気づいたが、本は買った日に読むのが一番面白い。 なかなかヘビーな話題が多いけど、後半は対談が入っていたりして読み手にとってはソフトになるよう構成が工夫されていると感じる。大椿さんらしい、ある種の不器用さと力強さを感じる一冊。 それにしてもパタゴニア、ひどい企業だな・・とあらためて思わされる。(雇い止めの話) 橋下徹や維新もかなり酷い。 しかし時期的にちょうどすっぽり抜けているのが参政党の話題。たぶん出版があと2ヶ月後だったら入っていただろう。
  • 2025年8月4日
    バリ山行
    バリ山行
    オーディオブックで聴いていたけど、後半に入ってからどんどん先が気になって、たまたま以前にブックオフで買っていた受賞時の掲載分で続きを一気読み。面白かった。 皆が皆言うように、やはり妻鹿さんが面白い。一方でそれに反感を覚えていく主人公にはなかなかな感情移入できず。独りよがりで、幼い人と感じられてしまう。もちろん、そのように描いたからだろうけど。そこがもっと説得力あればと思ったけど、むしろこのぐらいの方が現実に近いのかも。 芥川賞ではあるけど、直木賞的なエンタメ感も感じた。
  • 2025年8月3日
    バリ山行
    バリ山行
    Audibleのオーディオブックで聴き始め。芥川賞作品はけっこう揃っているのでありがたい。朗読もさすがに上手い。主要キャラクターの個性がその声で固定化されてしまうデメリットはあるけど、そこはトレードオフ。
  • 2025年7月23日
    ピアノへの旅
    ピアノへの旅
    発売当時に献本してもらったもの。今度の仕事でちょっと関係するので読み返し。CDブックのscholaシリーズの最終巻(18巻)でありながら、少しユニークなというかオリジナルな立ち位置でもある一冊。たしか元の刊行分が品切れになって新装復刊みたいな位置付けだったような。 坂本さんの後年のボイスが全体に残っていて貴重な一冊だと思う。
  • 2025年6月27日
    みんなの宗教2世問題
    みんなの宗教2世問題
    図書館で借りた本。あまりに濃密で、借りてる間に読み切るのは難しい気がする。しかし買ったらそれはそれで積読リスクが高まりそう。インタビュー中心の前半も寄稿や対話が中心の後半も知らないことばかり。 しかしこれら2世問題に共通するのは、徹底的に子供が被害者であり続けること。成人して以降も、あるいは親が死んだ後ですら、問題が解消するわけではなく、ある種の後遺症のように被害を受け続けている。
  • 2025年6月21日
    信仰から解放されない子どもたち
    図書館で借りたもの。少し読み始めていたけど、返却期限が近づいてきたので慌てて続きを。やはりというか、もの凄い面白い。知らなかったことがわかりやすく語られていく。 面白いと書いたが、もちろん深刻で壮絶な話が多い。特に統一教会などは幼児性を極めたような性的嗜好・女性差別による性加害の実態があり、強い憤りを覚える。本書に登場する語り手(被害者)たちはその苦しみを何とか克服しながら、今は自分の言葉を獲得しているけど、本当の希望はこうした事実を多くの人たちが深く認識した先にあるのだと思える。
  • 2025年6月20日
    仕事のできる人がやっている減らす習慣
    いわゆる自己啓発本のたぐいだけど、これはなかなか良かったというかしっくり来た。本だったらなかなか手に取らないと思うけど、Audibleのパックに入っていたので気軽に試せたのが良かった。 これも合成ボイス。一様な抑揚なのがかえっていい感じがする。余計な感情的表現に引きづられない。小説の朗読なんかでも、泣いたり喚いたりを大袈裟にやる人がいて逆に作品世界に入りづらくなったりするし。 本書の具体的なトピックについては聴き終わった時に余裕があれば。現在7割ほど。
  • 2025年6月16日
    バカなフリして生きるのやめた
    明日到着するはずだったのに今日届いた。たしかWeb連載を元にまとめた一冊。バイ・オア・ダイで買った。仁藤さんのよく言うまさに「強(つよ)ピンク」なジャケから明確なターゲット(届けたい相手)のイメージをビシビシ感じる。居住まいを正してから読む・・
  • 2025年6月15日
    夏葉社日記
    ついに終わってしまった。けっして長くはないのに読みどころたっぷり。日記のようだけどジュブナイルのようでもありノンフィクションのようでもあり魅力的な書店カタログのようでもあり。 何より、一貫して島田潤一郎さんという先輩出版人のことが描かれ続けていて、読んでいるうちに当たり前のように島田さんのことを好きになってしまう。テレビドラマや小説に登場するキャラクターに惹かれて、ずっとその人の動向が気になってしまうような感じ。村上春樹の『海辺のカフカ』を読みながら、話の筋から離れてナカタさんや星野青年に心奪われてしまったときのことを思い出す。 余談ながら、最後の方で島田さんの尊敬する人としてアルテスパブリッシングの鈴木さんの名前が出ていて驚いた。自分も以前は編集の仕事をしていたが、自分はプロではない、プロというのは鈴木さんみたいな人のことだ、とよく思っていたから。 本書は島田さんの『長い読書』の一編をもって完結するということで、たまたま昨日『長い読書』を買ったのですぐにでも行こうと思えば行けるが、まだあんまり完結させたくないのと、その前から並行して読んでいるやはり島田さんの『あしたから出版社』(ちくま文庫)が今かなり良いところなので、それが落ち着いてから読むことにしたい。
  • 2025年6月14日
    在日コリアンが韓国に留学したら (ワニブックスPLUS新書)
    Audibleに入っていたので、移動中にずっと聴いてた。けっこう長かったけど、全部聴き終えた。 良いところも多かったけど、気になるところも少なからずあり。感想はまた時間があれば。 内容には関係しないけど、この本は人間の朗読ではなく機械音声による読み上げ。さすがに人間とは全然違うな、と最初は思ったけど、聴いてるうちにいいじゃん、これで、という感じに。内容を聴くだけならほとんど遜色ない。しかし、何時間も聴いてると不思議とその単調さが疲労を誘う。抑揚のなさ、少なさがある種の拘束感を誘発するというか。これはなかなか新鮮な気づきだった。
  • 2025年6月14日
    私が私らしく死ぬために 自分のお葬式ハンドブック
    今日最も読みたかった本。西千葉まで出たのでそのまま少し足を伸ばして本屋lighthouseさんへ行って買った。オンラインストアのお気に入りに入れていて、そのうちまとめて買おうと思ってたんだけど今日なら直接買える、そしてその帰り道に読める! と思ったので。 一緒に島田潤一郎さんの『長い読書』と原智弘さんの『一九三〇 朝鮮人生徒の日記』も買った。
  • 2025年6月3日
    ある大学教員の日常と非日常
    岡田林太郎さんの『憶えている』と同時に届いた横道誠さんの本。最近横道さんの本を続けて読んでいる。装丁・装画が異様にカッコいい。絵は榎本マリコさん、装丁は川名潤さんらしい。川名さんはあちこちで名前を聞く。 パラパラと途中から開いて読んだがすぐに引き込まれる。文のリズムと話題へののめり込み方が凄い。横道さんの本の特徴ではあるが、どれだけうんざりすることが起きても書き手はそれを外側から中立的に眺めて書いているから、読者はその悲劇に同調せずに済む。来週には読み終わってそう。
  • 2025年6月2日
    マーシャル、父の戦場
  • 2025年6月2日
    憶えている
    憶えている
    どういう経緯で見つけたのだか忘れてしまったのだけど、数日前にその存在を知り、これは今読まないと・・と思って即購入。今日届いた。著者が興したひとり出版社「みずき書林」から出ている『マーシャル、父の戦場』も読まなければ。 著者の生前のブログはこちら。 https://www.mizukishorin.com/blog 著者を特集したNHKの番組ページは以下。 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240219/k10014360781000.html
  • 2025年5月28日
    発達界隈通信
    全部で27本のインタビューがあるが、そのうち25本読み終わった。今夜には読み終わってしまうかもしれない。やはり横道さんの聞き書きの技術がすごい。編集さんの力量もあるのかもしれないが。 1本あたりが短めだからショートショートを読むようにすいすい読めて、なおかつ各インタビューに含まれる情報、知識も有用なものばかりで自然に勉強になる。
  • 2025年5月27日
    発達界隈通信
    横道誠さんシリーズ。横道さんの著作の中では比較的古い方のはず。書名から、もっと軽い冊子やムックみたいな感じかと思ったら全然そんなことはなくてすごく充実した内容。 さまざまな当事者による語りで編み込まれていて、とにかく話題が広く、彩り豊か。その後に刊行された『ひとつにならない』に登場する当事者さんもいたりして、話はさらに立体的に。そして何より横道さんの難しいニュアンスを軽やかに描き切る筆力。 1話完結のインタビューがたくさん入ってる感じなので、ちょっとした隙間時間に読めるのも良いところ。数日で読み終わってしまいそう。
  • 2025年5月26日
    ひとつにならない 発達障害者がセックスについて語ること
    つらい話が多いが、不思議と読み手である自分が二次受傷を受けるような感覚はほぼない。性的な話題を中心にしているが、いわゆるエロ要素もほぼ全く感じない。しかし親からの虐待、とくにはカルト宗教の2世としての被害の話はキツい。 と言っても、読まなきゃ良かったという感じは全然なく、やはり著者の語りの見事さというか、ちょいちょい挟まれる自らの(普通だったら)恥ずかしい(と感じるはずの)エピソードと、そのユーモラスな文体がこれをひとつの読み物として完成させている。
  • 2025年5月22日
    ひとつにならない 発達障害者がセックスについて語ること
    最近はまっている横道誠さんの本を電子版で。インタビューというか、聞き書きというか。天性の語り口と博識の奇跡の融合。あっという間に25%読んでしまった。つらい話も多いが、その語りは未来に向いている。
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