
イチ
@one
- 2026年5月24日
- 2026年5月21日
1984ジョージ・オーウェル,田内志文読み終わった本当に怖い小説。現代の全体主義がとるであろう手段をリアリティをもって提示している。言語を消滅させる。非正統的な思考ができないように。 後半読んでいく中で、序盤に埋もれていた表現が息を吹き返すのが楽しかった。充実していた人の心、精神が折られていくさまがかなり丁寧に描かれていて、おぞましい。拷問は怖い。解説、訳者あとがきも面白い。 - 2026年5月19日
- 2026年5月9日
風を飼う方法小原晩読み終わった今回も小原晩さんのやさしくてぽかぽかする言葉遣いを楽しむことができた。主人公たちの、世界に対しての柔らかい世界の捉え方を、心地よいと思った。最初の3作品はゆったりとただ楽しく読んでいられる。けれども表題作の主人公を待ち受けているのは厳しい生活で、その対比が痛切でかなしい。最後の表題作だけは、読みながら、私たちがこの主人公の情況をともに引き受けなくてはならないと感じた。形式ばっていて通例正しいと思われることに向き合わなければならない。 - 2026年4月20日
宇宙人の部屋小指読み終わったアルコール依存症に悩む2人の男を、共依存に悩む女性の筆者視点から描いたエッセイ。助けないことが彼らにとって最善だと分かりながら、それでも手を差し伸べてしまう共依存患者の気持ちが痛いほど伝わってくる。アルコール依存症になるまでの彼らの境遇、共依存体質になるまでの彼女の人生が触れられていて、そうならざるを得なかったようにも感じる。男たちの行動はとにかくぶっ飛んでいて、思わず笑ってしまう。こんなにも生きづらい人がいるんだなと知った。
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