方法論を学ぶために 自称/他称の問題系を設定することで明確になることがたくさん

ハイウェイの車窓から見えるネオンといった商業的ヴァナキュラーを建築的にどのように評価できるか？ Learning from Las Vegas ローマではなくラスベガスから学ぼう 過去および現在の，平凡なものや紋切り型のものを暗喩や批評することとか，清潔もしくは不潔な日常性を包含することとかは，今日の近代建築においては欠落してしまっている。そして他の分野の芸術家がそれぞれの不浄にして様式的な源泉から何かを学んでいるように，私たち建築家もラスベガスから何かを学ぶことができるのである。(pp.94-95)

よく参照する名前が文献リストにずらりと並んでいる本を読むの、めちゃ緊張する

時代遅れの理論は，捨てられたからといって，原則として非科学的ではない。しかし，この見方を選ぶと，科学の発展を累積作用とみることは難しくなるが，同時にこれらの一つ一つの貢献が積み重なっていく累積的課程としての科学のとらえ方にも，本質的な懐疑を加える根拠を与えるのである。(p.3)

よい比喩🍨 (オストロム『コモンズの悲劇』の議論を受けて) 「したがってこの研究に対し，人間の幸福を度外視していると批判するのはアイスクリームに対して温もりが足りないと述べているのに等しい。」(p.232)

久しぶりに読むと、なぜここでこの人が引用されるかをちょっと汲めるようになっていた