部落フェミニズム

26件の記録
- JUMPEI AMANO@Amanong22025年5月6日まだ読んでる朝読書第4章まで。一篇一篇にとんでもない重みがある。客観的に内容を紹介すること(しようとすること)に居心地の悪さを覚えるのでまずは大人しく最後まで読み終えたい。マジョリティとしての自分の立場性を真っ向から問われる読書体験。
- JUMPEI AMANO@Amanong22025年5月5日読み始めたお風呂読書〈この数十年、ブラック・フェミニズムや第三世界フェミニズムが紹介され、インターセクショナリティが少なくともアカデミズムではいまや「流行」とさえなっているにもかかわらず、なぜ同じ関心が部落差別に向けられないのだろうか。〉(22頁) 第1章から非常に重厚で重要な論考が。 上の引用部のあとにはミルズのWhite Ignoranceにかんする記述もある。『無知学への招待』(特に第Ⅲ部)を読んだ人はこの章だけでも絶対に読んだほうがいいと思う。もちろんこの章を読んだ人が『無知学〜』を読むのもいいと思う(第Ⅱ部5がまさに「白人の無知と無知の認識論」の解説なので)。 他にも重要な指摘が多数。 〈[...]しかし、「分断」や「連帯」の語の安易な使用がマイノリティ女性の声の抑圧にあたるとの認識が決定的に欠けている。それは無関心のレイシズム論が指摘するように、マイノリティ差別に対する責任を回避したいという心理を示唆しているのかもしれない。〉(34頁) 〈上野[=上野千鶴子]があっさりと「超えて」と書く人種と階級は、簡単に超えられるものではない。簡単に越えようとせず、粘り強く考えていく必要がある。インターセクショナリティという概念が指し示すのは、そうした思想的・実践的態度であろう。〉(39-40頁)
- Sachiko@komsms2025年3月24日読み始めたまえがきより「概念としての『インターセクショナリティ』には関心をもつ。しかし、『二重、三重の差別と圧迫』なる表現でみずからの位置と経験を打ち出す部落女性のユニークな視点と実践が、社会をどのように捉え、実際にかえてきたのか、その歴史と思想への関心は示されない。このままではいけない。」