

ミヨシ
@serimero_2526
悪童日記、ある秘密、薄紅天女、ケルトの白馬、山月記、センス・オブ・ワンダー、図書室の海、とるにたらないものもの、西の魔女が死んだ、はてしない物語
- 2026年1月4日
大阪岸政彦,柴崎友香読み終わった9月から読み始めて今日読み終えた。 町に根差した身体感覚ってだんなものだろうかと思いながら読んでいた。 幼い頃の生活の思い出は私にもあるが、どうにもそれは"私の町"という感覚には結びつかない。 大好きな祖父母の家が"私の家"だったのは、小学生くらいまでだろう(これはちょっと違うか)。 地元の学校に通っていなかったとか、行動範囲が極端に狭いとか、色々理由にできるものはありそう。 書いてあることが全くわからないということでもなく、共感する感覚があるのが不思議だと思う。 両著者にとっての"大阪"は、私にとっては何か別のものなのんだろうか。 小学生の頃、土曜の昼に六畳間でぼんやりしていた頃を思い出した。 2025/09/28のメモ 唐突に保育園児か小学校低学年くらいまで遊んでいた近所の子の家を思い出した。確か住居の他に縫製関係の工場(こうば)があって、庭で鶏を飼ってた。庭に生えた草を鶏に食べさせたり、暗い(木の色が暗かっただけかも)工場でうろちょろしてた気がする。 - 2026年1月2日
ネクロポリス(下)恩田陸読み終わった日常と非日常の境目がおぼろげになり、異様な空気に包まれる描写はいつ読んでもおもしろい。 密度の濃さに読んでいるだけにも関わらず呼吸が浅くなる。 主人公ジュンは最後までよそ者、傍観者的な立ち位置だった。 周縁部にいるはずのジュンがほぼ常にアナザー・ヒルでの事件に関連しつつ、最後の"解決"では客席に戻されている。 何かありそうでワクワクする。 空気が詰まる音すら聞こえそうな緊迫感から一転して、呆気ない終わり方と、不穏さのある余韻が、まさに恩田陸作品だと思った。 ラインマンの描写に、恩田陸の描く美男はたまらないな! と毎回思う。 - 2026年1月1日
ネクロポリス(上)恩田陸読み終わった恩田陸の"正体のわからない不穏なもの"が近づいてくる描写が好き。 ファンタジーまたはSFのような非日常展開を、感覚的に想像させてくれる。 個人的には映画や舞台のイメージに近い。 アナザー・ヒルという異文化で主人公ジュンが体験する不可思議な出来事とその困惑を、同じよそ者としての視点で共感しつつ、アナザー・ヒルを体験し得ない読者としてさらに外側から眺める。 自然に客席に座らせてくれるので、恩田陸の作品が好きなのかもしれない。 下巻が楽しみ。
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