

sankaku
@ta____ki3
🐈⬛
- 2025年3月11日ステップファザー・ステップ千野えなが,宮部みゆき思い出
- 2025年3月11日
- 2025年3月11日かつて読んだ@ 図書館アメリカ在住の、女性文筆家によるエッセイ集。ネットでよく目にする社会的にも取り沙汰される大きな問題のいくつかが、生活の中での小さな疑問のような形でやさしく切り取られ、こちら側に寄り添っているような文章がとても心地いい。 一方で、私の知らなかった世界、場所や、人や、考え方についても数多く取り上げられていて、もっと知りたい!と思わされたし、あぁ、なんでこんな素敵な場所や人について私は知らなかったんだろう、と静かにため息をついたりした。 時代の移り変わりと共に、価値観や人々の望む生活スタイルは変化を遂げている。そんなこと、きっと今を生きる人みんなが承知の上で今やこれからを考えているし、私だってそう思ってはいたのだけれど、読むことで消化されたことがいくつもあった。 「人の話をちゃんと聞いていませんでした」 に関してはそのタイトルだけでも自身に心当たりがありすぎて、思わず笑ってしまった。常に話しすぎないよう気をつけてはいても会話に登場した単語から様々なことが頭を巡り、話の繋がりをほとんど無視したことを突如口にするので、よく友達でいてくれるよな……と少ない友人たちに尊敬の念を抱くほどだ。 人と出会い、会話をし、相手の言葉や心の声に耳を傾けること。今すべきことは、大きい問題を一気に解決することよりも、今生きているひとりひとりが、それを意識していくことなのではないだろうか。 はじめに、で、『「異なる視点を持つ友人が一人いる」──それくらいの感覚で』と書かれているが、この本を読む上で持つべき心持ち、という以上に、そもそも共に生きているひとりひとりは異なる視点を持つのだと分かってさえいれば、世界はもっと優しく、柔らかくなれる気がする。 今生きる「ここ」と 理想とする「ここじゃない世界」。日本と世界、そして、目の前の暮らしとインターネット。 「ここじゃない世界に行きたかった」と感じた事がある人も、ない人も、ぜひ、一度読んでみてほしい。
- 2025年3月8日くちなし彩瀬まるかつて読んだ
- 2025年3月8日
- 2025年3月8日すべて真夜中の恋人たち川上未映子かつて読んだ大人になって、より深く実感する。相手を知ること、ましてや、理解しようとすることは、不可能に近いほど難しいことなのではないだろうか。 人の性格や考え方、というのは、あまりにも十人十色で、そんなことはみんながわかっているはずなのに、どうしても自分を軸にしたくなって、その主張が誰かを傷つけたり、傷つけられたりすることがある。 誰かを大切に想うこと。その想い方や、関係の作り方も人それぞれだ。もちろん、幸せの形も。 忘れてしまいたい記憶と、忘れなければならない思い出は、真夜中に全部置いてこよう。 長い時間をかけて薄まった過去の全てが消えることは無いけれど、その分きらきらとした思い出は自分だけのために静かにしまって、また大切な思い出を、これからの時間に重ねていく。
- 2025年3月8日
- 2025年3月8日
- 2025年3月8日
- 2025年3月8日日記の練習くどうれいんかつて読んだ
- 2025年3月8日休むヒント。群像編集部買ったまだ読んでる
- 2025年3月8日「静かな人」の戦略書ジル・チャン,神崎朗子ちょっと開いた
- 2024年12月29日おくれ毛で風を切れ古賀及子♡@ 本屋B&B古賀さん、くどうれいんさんとのイベントでのおふたりの会話から、とても大好きになってしまった。 本とその周辺のことを好きな毎日は、自分がファンになる相手をぐんぐん増やしていく作業になっていて、わくわくと、そんなにお金落とせないよ!が戦っている。 生活、難しい。 * 大人の視点と、子供の成長。 家族としての毎日と、その周囲の、暮らし。 日々は繰り返しだと思いがちだが、 私たちは常に新しいことに出会い続けているのかもしれない。 そして、例えば、3年前に行った同じイベントも、 今年行くのと3年前は、確かに違う1日だったりする。 誰かと過ごした時のなんてことない会話も、 ひとりで出会ってしまった謎のタイミングで起こる事件も、 なんてことない、といえばそれまでで、 思い返すと鮮やかだったり、軽やかだったりするものだ。 私の日々も、きっと、そうなのだろう、と思いたい。
- 2024年5月30日同姓同名下村敦史読書日記読み終わった買ったかつて読んだ「情報」や「メディア」に踊らされる私たちって一体なんなんだろうな、と思うし、いつだって、多角的に自分の目と頭で正しさを判断すべきで、だけど、それが本当に「正しいのか」ということはいつだって振り返らなくちゃいけない、決めつけてはならない、というのを、最近考えていたことではあるのだけれど、より一層、深く、考えました。 誠実ってなんだろうな、と思うけど、自分の目を信用しすぎず、決めつけずに相手に寄り添うことなんだと思う。 サッカーをしていた大山正紀、正確ではなかったとは思うけど、誠実な生き方をしていたな、これからもそうあって欲しいな、と思います。 昨年5月、推しがこの本を原作にした舞台に立ち、読み直しました。 推しの初舞台を思い出すと同時に、読み直す度に、メディアとの距離感について考えさせられる。
- 2024年4月30日「好き」の因数分解最果タヒ読書日記かつて読んだ人が好きなことを知るのが好きだ。 その人の好きなものは、私の知らないものだっていい。 よく耳にするそれらのことを私が知らないだけ、ということも多々あって、それはそれで落ち込むこともあるけれど、 落ち込みながらも、その人が好きな、その好きのパワーに、 なんだか不思議と心動いたりするものだ。 テレビやドラマ、アート、星、ずっと使えそうな革の鞄。 私と重なる好きもこの本にはあったけど、好きを見つめる角度がやっぱり私とは違ったり、好きが表現される言葉も絶対に私からは生まれないものばかりで、やっぱり人というのは面白いな、と思う。 感性がちがって、言葉がちがって、生きてきた場所や年数が違うのに、それでもどこかで重なりながら、ピタリと一緒にはならない。 ファッジの連載がとても好きで、そこに追記された形で出たこの単行本、やっぱりこの人が、この人の言葉や文章が、私は好きなのだな、と思う。 「なんで好きなの」ときかれて困るものばかりを私も好きなのだけど、それでもやっぱり好きなのだから、好きは好きのままで良いのだと、安心していくための本。
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