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にんじん
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@taroimotaro
読みたいものを読むにんじんです。 食わず嫌いはしないようにしたいです。 使い方模索中(*‘ω‘ *)
  • 2025年10月6日
    異端の祝祭
    異端の祝祭
    就職活動がうまくいかない笑美には、人には見えない“何か”が見える。 奇妙な青年社長・ヤンと出会い、大手食品会社に就職した彼女を待っていたのは、常軌を逸した「研修」だった。 民俗学カルトホラー。 ----------------- 全体的にジメジメとした雰囲気の作品だった。ちょっと気持ち悪さやグロさもあって、体調がいい時に読みたい作品かも。 読後感はモヤモヤした感じか残って、ずしんとくる。 テーマと表紙のイラストが好き。 ⏳2時間11分で読了
  • 2025年9月30日
    動物たちのまーまー(新潮文庫)
    7編の短編から構成される不条理系の短編集。 まーまー(murmur)とは囁きやざわめきを意味する英単語。 ----------------- 「ざんねんなスパイ」がツボすぎて、同じ著者のこちらも迷わず購入したけど、今回はちょっとテンポが合わなかったみたい。読むのに時間がかかっちゃって、気づいたら7日経過してた。 でもやっぱり「ざんねんなスパイ」は自分にドンピシャだったんだなー。作品ごとの相性ってほんとあるよね。 あの笑いのキレ、最高だったなーと改めて感じられたからよし。 ⏳1時間47分で読了
  • 2025年9月19日
    クォークビーストの歌
    クォークビーストの歌
    シリーズ第2巻 魔法使いたちを束ねる会社の社長代理を務める16歳のジェニファー。魔法の悪用を企む魔術師のブリックスと国王の野望を阻止すべく、魔術合戦で勝負することに。魔術合戦の内容は橋の修理! ----------------- 登場人物のユニークさがこのシリーズの一番の魅力。悪役はさておき、誰も憎めなくてみんな可愛い。キャラクターたちがすごく生き生きと描かれてる。 第1巻を楽しめた人なら、今作もきっとハマれると思う。 続きが出たら絶対買う。 ⏳3時間2分で読了
  • 2025年9月18日
    最後の竜殺し
    最後の竜殺し
    魔法の力が衰え、やることといえば魔法でピザを配達するような時代。最後のドラゴンの死が迫り、ジェニファーは思いがけずドラゴンスレイヤーに選ばれる。 だが彼女が挑むのは、ドラゴンではなく資本と権力の渦に呑まれた現実だった。 ----------------- 設定が独特で好き。魔法使ってやることがヒキガエルにゲップさせるとか、セイウチを移動させるとかそんなことだけで、ファンタジーらしからぬ感じ。 主人公のジェニファーも好き。15歳でこの行動力!真っ直ぐで善良な彼女が主人公でよかったな。 物語は最後の最後までぐんぐん加速していく感じで面白かった。涙するシーンもあったし、クスッとくるシーンもあって最高だった。 「恐怖におののけちびどもめ、そしてこの悪漢ブリックスさまに従え」事件が十八世紀に起きたらしいのだけど、事件の名前が好き。 全4部みたいだけど、日本では2部までしか出てない。全部出してほしいな。 とりあえず続刊は既に購入済みなので、このまま読む。 ⏳3時間5分で読了
  • 2025年9月12日
    竜胆の乙女 わたしの中で永久に光る
    明治末期、父の後を継ぎ「竜胆」の名を襲名した17歳の菖子。風流なものと残酷なものが好きな怪異"おかととき"をもてなす宴で、悪夢のような遊びが始まる。 ----------------- YouTubeでどんでん返しミステリーのマジで読んでほしい1冊として紹介されていたけど、面白かった。 公式のあらすじにあるように、ある一言でひっくり返った。途中、疑問に思ってた箇所がその後に納得いった。すっきり。 前半の妖しげな雰囲気めっちゃ好きだったから、この感じでまたお話書いて欲しいなー。もちろんこれはこれで好きなんだけども。 ⏳2時間7分で読了
  • 2025年9月9日
    自由研究には向かない殺人
    自由研究には向かない殺人
    高校生のピップは、5年前の少女失踪事件で、少女の恋人だったサルが犯人とされ、自殺したとされている事件を「自由研究」を口実に調べ始める。インタビューを重ねるうちに、見落とされていた証言や意外な人物たちの秘密が次々と明らかになっていく。 第1位〈ハヤカワ・ミステリマガジン〉ミステリが読みたい! 海外篇 第2位 2022年本屋大賞 翻訳小説部門 ----------------- 主人公ピップと一緒に自由研究を進めているような感覚で読めて、本当に夢中になった。調査を段階的に進めていく構成が「研究ノート」を追いかけているみたいで面白い。 最初は登場人物の多さに圧倒されたけど、似た名前がないおかげで意外と混乱せず読めた。 普段あまりミステリーを読まない人でも楽しめると思う。 ピップのガッツありすぎる行動にはハラハラさせられたけど、研究をやり遂げた彼女に拍手を送りたい。 ⏳4時間24分で読了
  • 2025年9月5日
    ビューティフル・ディザスター (下)
    ビューティフル・ディザスター (下)
    NAロマンス小説 下巻 ----------------- 早川書房80周年セール購入本⑥ 上巻ではヒーローは少しまともに思えてたんだけど違った。このカップル2人ともめちゃくちゃすぎる。周りを振り回し続けるヒロインも、暴力的でストーカー気質なヒーローもやばい。 メインカップルがおかしい場合、友人はまともじゃないとバランスとれない気がするんだけど、友人もおかしい笑 あまりにもパワフルな集団だった。正直友人になりたくない笑 ⏳2時間25分で読了
  • 2025年9月4日
    ビューティフル・ディザスター (上)
    ビューティフル・ディザスター (上)
    辛い過去を抱えたアビーは、大学一危険なモテ男のトラヴィスと地下ファイト場で出会う。好きになりたくないのに、賭けに負けたアビーは1ヶ月トラヴィスと同居することに。 NAロマンス小説。 ----------------- 早川書房80周年セール購入本⑤ 真面目そうに見えて実はかなりハチャメチャなヒロインにびっくり。トラヴィスもパーカーも振り回されっぱなしで気の毒すぎる…!もし自分の彼女がこんなムーブしたら許せないだろうなって思いつつ、なぜかイライラせず最後まで読めた。ヒーローは想像以上に真面目で好印象。 すでに下巻も購入済みなので、ヒロインの過去にどう向き合うのか楽しみ。 ⏳2時間27分で読了
  • 2025年9月3日
    彼女は食べて除霊する
    "食べる"ことで除霊する小百合が、元人間の犬のケンタと故人の未練を解決していく連作短編集。 ----------------- 正直そこまで期待せずに読み始めたけれど、気づけば涙が止まらなかった。切なくて胸に迫るような物語で、特にペットに関わるエピソードは、自分も飼っているから重なってしまい、ボロボロ泣いてしまった。 ホラー苦手な人も問題なく読めると思う。むしろホラー目当てだと物足りないと思うので注意。 ⏳1時間26分で読了
  • 2025年8月31日
    そして誰もいなくなった
    そして誰もいなくなった
    孤島に集められた10人。招待主は現れず、夕食の席で突如流れる声が彼らの罪を告発する。そして童謡の歌詞通りに、1人ずつ消えていくのだった。 ----------------- 早川書房80周年セール購入本④ 有名作品なのでハードルが少し上がっていたけれど、しっかり楽しめた。 最初は登場人物の名前や職業を覚えるのに苦労したけど、人数が減るにつれて自然と整理されて覚えられた。 最後にはタイトルの意味がそのまま物語に収束していて、そこが1番感動したかも。後から知った「燻製のニシン」のトリック的意味合いも良かった。 重苦しくなりそうな展開なのに、短くテンポよく進むせいか読後感は意外とカラッとしている。やっぱり見立て殺人って、ミステリーの中でも好きかも。 ⏳2時間34分で読了
  • 2025年8月27日
    死神憑きの浮世堂
    死神憑きの浮世堂
    人形修理師の利市は、幼い弟を"死神"によって殺された過去がある。それから15年、再び"死神"と遭遇した利市は復讐の道へ。 ----------------- ダークな設定のわりに緊張感は薄く、さらっと流れるように最後まで読了。視点が頻繁に切り替わるうえに、感情移入できる人物はおらず、個人的には熱中して読むタイプの作品ではなかった。 ラストはやや甘さを残しつつ収まりが良い印象。 謎はすべて解けていないが、続編で明かされていくのかもしれない。とりあえず私はここまで。 ⏳1時間28分で読了
  • 2025年8月26日
    厳冬之棺
    厳冬之棺
    上海郊外の洋館に暮らす陸家。その長子の陸仁が敷地内の半地下の貯蔵庫で殺された。だがその現場は、大雨で入口の階段が水没し、誰も出入りできない“完全密室”だった。 ----------------- 早川書房80周年セール購入品③ 初の華文ミステリー。表紙とタイトルが好きな雰囲気だったので購入。 登場人物リストや家系図、館内図、部屋の間取り図などなど、色々載ってるのでわかりやすい。 中国で「密室殺人の王様」として知られている作家さんらしく、密室殺人が次々起こる展開に、終始ドキドキしながら読み終えた。 トリックは大胆で、現実的に実行可能なのか?と少し首をかしげる部分もあったけれど面白かった。 ⏳3時間14分で読了
  • 2025年8月22日
    怪の帖 美喰礼賛
    怪の帖 美喰礼賛
    フランス料理のコースになぞらえて出される奇譚のフルコース本。 “アペリティフ”はお酒にまつわる奇譚、“オードブル”は前菜や軽食の奇譚…と、最後の”カフェ”の飲み物の奇譚まで、全35話の食にまつわる不思議な話で構成されている。 ----------------- ヒトコワ系から心霊系まで、幅広く揃ってて大満足。 どれも印象的で、目次を眺めるだけで「あの話!」って思い出せるほど面白かった。 特にお気に入りは「厭な小鉢」「お迎えの間」「シドーサンの昼餐」「あるビルの夜想曲」。 今思うとヴィアント(肉まつわる奇譚)に好みの話が集中していたかも。 ⏳1時間25分で読了
  • 2025年8月19日
    ストーンサークルの殺人
    ストーンサークルの殺人
    猟奇的な連続焼死事件が、カンブリア州のストーンサークルで発生。3人目の被害者には、停職中の警察官ポーの名前が刻まれていた。ポーは分析官ティリーと凸凹コンビを組み、死体に隠されたメッセージの解読と犯人像に迫っていく。 英国推理作家協会賞ゴールドダガー受賞作。 ----------------- 早川書房80周年セール購入本② 前から表紙に惹かれていた作品をセールで購入。 ちょい渋の刑事が主人公で、物語の雰囲気は海外ドラマっぽい感じ。 キャラクターは個性的で分かりやすいものの、名前がちょっと覚えづらく、巻頭の人物紹介に助けられた。 場面が次々切り替わるので集中して読まないと置いていかれそうになるので注意が必要。 相棒のティリーがとにかく可愛く、彼女目当てに続きを買おうか迷う。 ⏳5時間で読了
  • 2025年8月14日
    アレクシア女史、倫敦で吸血鬼と戦う
    アレクシア女史、倫敦で吸血鬼と戦う
    ヴィクトリア朝ロンドンを舞台にしたスチームパンク・ロマンタジー。特殊体質のアレクシアが、人狼のマコン卿と異界族失踪事件の謎に挑む。 ----------------- 早川書房80周年セール購入本① 吸血鬼や人狼などの異界族と人間、反異界族が共存する世界のお話。 正直、100ページくらいまでは退屈で「失敗したかも…」と思ったけど、吸血鬼の女王が登場してから一気に物語が加速して面白くなった。 シリーズは続いているが、単巻でも楽しめる。 想像よりもライトな読み心地で、ファンタジーや謎解きよりかなりロマンス寄り。タイトルから受ける印象と違うのでその点は注意。次巻はとりあえず保留。 ⏳3時間58分で読了
  • 2025年8月7日
    マリアビートル (角川文庫)
    復讐のため新幹線に乗り込んだ元殺し屋。そこにはサイコパス中学生、凸凹殺し屋コンビ、そして不運な男が乗車していた。殺し屋シリーズ第二巻。 ----------------- 前作『グラスホッパー』よりも今作の方が個人的には好み。前作のキャラクターも登場するので、順番に読むのがおすすめ。 王子というキャラクターは好きじゃなさすぎて、彼が痛い目を見るのを楽しみに最後まで読んだ。 機関車トーマスの話がよく出てきたから、少し詳しくなった気がする笑 スピード感があって、だれることなく最後まで面白かった。 ⏳3時間43分で読了
  • 2025年8月5日
    祭りと信仰の怖い話
    民俗学的要素を絡めながら、日本各地の祭りや信仰に関する怪異譚を紹介。全38篇収録。 ----------------- ホラーというより、ちょっと不思議な話のほうが多かった。 1篇が短めで2分もあれば読めてしまうので、隙間時間に読むのもおすすめかも。 地域ごとに異なる祭りや信仰が、日本にはたくさん継承されてるんだなと改めて感じたし、それらがただの行事じゃなくて、人の営みと深く結びついてるのが印象的だった。 初めて知る祭りも多くて、読みながらちょっとした旅をしてるような感覚だった。 ⏳1時間18分で読了
  • 2025年8月3日
    偽りの銃弾
    偽りの銃弾
    自宅の隠しカメラに映ったのは、2週間前に射殺された夫だった。 真相を追ううちに元軍人の妻が辿り着いたのは、愛と裏切りに満ちた衝撃の真実。 ----------------- 今年読んだ本の中で一番驚いたかもしれない。90%読み終えた時点でも真相にたどり着けず、ラストでは思わず声が出た。複雑に絡み合う人物と出来事が見事に繋がっていく構成に引き込まれ、ページをめくる手が止まらなかった。スリル満点の展開に引き込まれ、最後まで一気読み。面白かった。 Netflixでドラマ化もされてるらしい。この作者の他の作品も読みたくなった。 ⏳4時間18分で読了
  • 2025年7月30日
    図書館の魔女 第一巻
    鍛冶の里から来た少年と、声を持たぬ魔女による、“高い塔”から始まる異世界ファンタジー。 第45回メフィスト賞受賞作 ----------------- レビューを参考に、細かいところは流し気味にして「物語を追う」読み方で挑戦。 たしかにそのおかげで最後まで読めたけど、導入ゆえか大きな展開は控えめで、ハマるまではいかなかった。私には読むのに体力がいる作品だった。 とはいえ、重厚で緻密な世界観が好きな人には刺さる作品なのかも。2巻以降で本格的に面白くなるという声もあるけど、今回は一旦ここで一区切り。 ⏳3時間55分で読了
  • 2025年7月23日
    グラスホッパー (角川文庫)
    妻を殺され、復讐の為に裏社会に足を踏み入れた男と殺し屋たちの物語。 ----------------- 殺し屋が当たり前のように存在するこの世界は、非現実的なのに、なぜか現実とも地続きに思えてしまう感じ。 殺し屋たちの中でも、自殺に誘導する“鯨”の存在は恐ろしく、一家皆殺しにする“蝉”よりも強く印象に残った。 登場人物たちはみんな、どこか死を引きずっているような雰囲気で、いつ誰が死んでもおかしくない緊張感が続いていて楽しめた。 続編はすでに購入済み。どんなふうに世界が繋がっていくのか楽しみ。 ⏳2時間22分で読了
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