古都

古都
古都
川端康成
新潮社
2022年4月25日
19件の記録
  • 読書日和
    読書日和
    @miou-books
    2025年8月22日
    昭和36年に新聞連載小説として発表された本作は、京都を舞台に、四季折々の風景や年中行事、名所旧跡とともに物語が静かに、物語が進む。 当時の京都の空気感にどっぷりと浸れる幸せ。 物語の主人公は、老舗呉服店の一人娘・千重子。美しく育った彼女には出生の秘密があり、祇園祭の夜、偶然にも生き別れとなっていた妹・苗子と出会うことで、運命の歯車が動き始める。 千重子の思いやりに満ちた優しさと、苗子の控えめで健気な姿。お互いを思う気持ちが言葉以上に伝わってくるようで、現代では見かけることの少なくなった、奥ゆかしい美徳に心がふくふくと温かくなりました。 自然、伝統、そして人の心の機微。「日本の美」を言葉で改めて感じさせられる一冊です。 ラストには深い余韻が残り、読む人によって解釈が異なるのも、大きな魅力なのかも・・。 静かで美しい時間をくれる、とても素敵な作品に出会えました。それにしても千重子モテすぎ!
  • アネモネ
    アネモネ
    @anemone
    2025年8月19日
  • 在処
    在処
    @lostcorner
    2025年7月31日
    再読!
  • mio
    mio
    @y_________io
    2025年7月11日
  • てぃ
    てぃ
    @titi__o4
    2025年7月9日
  • てぃ
    てぃ
    @titi__o4
    2025年6月17日
  • toyomaru
    @toyomaru
    2025年6月1日
  • @sophie_pf
    2025年5月19日
    川端康成の視ていた世界のガラス細工のような繊細さは、私の心をほとんど触るか触らないかのようにして、刷毛で優しく整えてくれる。千重子と苗子、ほんの少しの変化で大きく川の流れを違えたふたごの、京都での暮らしと交わり、心の移ろいを描く。終始、京都の風景が目に映るようだったけれど、それこそ手に触れることのできない「幻」そのもののような気がした。終幕が冬だったからだろうか、冬の空気を私の中に残して、小説を読み終えた。ただ、好きだった。
  • tony_musik
    tony_musik
    @tony_musik
    2025年4月12日
    京都を舞台にした小説。川端としては普通な内容で意外だったが中盤から幽玄な描写が増えて引き込まれた
  • つぐみ
    つぐみ
    @hatsumikage
    2025年3月27日
  • はるね
    はるね
    @harune
    2025年3月23日
  • いいとも
    @ricefriend
    2025年3月16日
  • いつも途中で読まなくなる、なんで?
  • zaki.
    @zaki
    2025年3月4日
  • ニマ
    @nima-
    2025年1月2日
  • youy
    @youy
    2025年1月1日
  • あんどん書房
    あんどん書房
    @andn
    2024年10月31日
    雪国も伊豆の踊り子もピンと来なかったけれど、こちらはなかなか好きなの感じだった。(戦後文学に慣れてきたのもあるかも) 最初あらすじだけ見たとき「森見登美彦的な、現実と非現実が交差する話?」と思った。幻想的な部分はあったけれど、非現実ではなかった。 さすがに京都小説の代表作というだけあって、四季の描写や祭りの説明には力が入っていた。中心部と周縁部の文化的な違いとか、観光地化してゆく商いの姿とか、京都のいろいろな側面が見える小説。 自然の描写はとにかく綺麗だ。平安神宮の桜を描いた 「西の回廊の入り口に立つと、紅しだれ桜たちの花むらが、たちまち、人を春にする。」という一文が割と初めの方に出てきたけれど、ここでぐっと引き込まれた。こういう文章書けたらかっこいいよなぁ。 今後京都に行くたびにこの作品の場面をぼんやり思い出すだろうな。 本文書体:リュウミン 装画:森村玲「伏見 千本鳥居」 デザイン:新潮社装幀室
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