夜と霧 新版

35件の記録
ふらり@aipoodle2026年2月8日読み終わったアウシュビッツ収容所に入れられた、被収容者の精神状態の変化について記録された本。 著者自身も被収容者で精神科医である。 人間としての最低限の生活さえままならない中で、小さな紙切れに速度記号を書いて記録を残していた、この精神科医の情熱に胸がギュッとなった。 人間は何のために生きるのか、ではなく、「生きていること」がそれぞれの人間に何ができるか求めているんだ、という言葉は、今の私にもすごく刺さって… アウシュビッツ収容所で過ごした人々と、今の私の状況なんてまるで比べものにならないけど、どんなに苦しい状況でもどう振る舞うかは個々に委ねられているということ。 すごく考えさせられる内容だった…! ⭐️⭐️⭐️

ぽむ@pompompudding022026年2月1日読み終わった残酷で悲惨な場に置かれても、愛する人やこれまでの生活を一筋の光として生きることができるのは、人間の根底にある力なのか、著者の温かな人間性なのか。- KAGATA Yusuke@_heartyfluid2025年10月28日読み終わった12年くらいぶりの再読。旧版はおととし読んだ。霜山・池田それぞれのあとがきがイスラエル情勢などに照らしてタイムリー。霜山が池田訳を anständig と評している点、改めて考えさせられる。

ゆめ@yuyu4272025年9月10日読み終わった読書メモずっと気になっていたけど読まずにいた本が電子図書館に入ったのでようやく読んだ。 読書ノートに書き留めておきたい箇所が多くあった。 お義父さんを突然亡くした直後だからか、愛と苦しみについての記述が特に心に残った。 ---------------- 人は、この世にもはやなにも残されていなくても、心の奥底で愛する人の面影に思いをこらせば、ほんのいっときにせよ至福の境地になれるということを、わたしは理解したのだ。(中略)そして、わたしは知り、学んだのだ。愛は生身の人間の存在とはほとんど関係なく、愛する妻の精神的な存在、つまり(哲学者のいう)「本質」に深くかかわっている、ということを。愛する妻の「現存」、わたしとともにあること、肉体が存在すること、生きてあることは、まったく問題の外なのだ。 具体的な運命が人間を苦しめるなら、人はこの苦しみを責務と、たった一度だけ課される責務としなければならないだろう。人間は苦しみと向き合い、この苦しみに満ちた運命とともに全宇宙にたった一度、そしてふたつとないあり方で存在しているのだという意識にまで到達しなければならない。だれもその人から苦しみを取り除くことはできない。だれもその人の身代りになって苦しみをとことん苦しむことはできない。この運命を引き当てたその人自身がこの苦しみを引きうけることに、ふたつとないなにかをなしとげるたった一度の可能性はあるのだ。
GAST-KO@GAST-KO2025年7月9日かつて読んだ一応2025年に手に取った本の中でもトップクラスに印象に残った本だった。 人間から人間性をとっていくと、人間であることを諦めることができる極限の世界でなお、いかに人間として生きのびるには何が必要になるのか?を考え続けた気がする。 読んだ人の世界観をガラッと変える本の一つだと思う。 きつい内容だけど、それでも読む価値が十分にあった。






















