からだの美
20件の記録
くる見@walnut9662026年7月5日読み終わった小川洋子さんの小説に出てくる、だれかの身体はすごく魅力的です。 なんらかのスポーツの選手…ハンドボール、槍投げ、水泳の飛び込み…他には、両手と片足を失った学生寮の管理人さんなど。 からだの動きから美しさを拾い上げる、その工程の秘密を知れるのではとわくわくしながら読みました。 手足はもちろん、視線や骨にいたるまで、それぞれを取り巻く境界線が融解してゆく様はまさしく、からだの美でした。 さしあたっては、ゴリラを見に行きたくなりました。 シルバーバックと呼ばれる、銀白色の背中を見に行きたい。

M市のR氏@aoi-honmimi2025年10月19日読み終わったイチローの肩から精密な体の連携を感じ、トゥーシューズに包まれたバレリーナの足先からは不可能を体験した肉体の感動を味わう。 棋士の指先から対戦相手はただの敵ではなく、理想の棋譜を描く協力者であり旅の同伴者としての視点を得る。 アスリートやプロフェッショナルではないレースを編む人の手にはその人の生きた証が刻まれ、銀色に輝くオスのゴリラの背中にか弱いものを庇護する印を、地下の暮らしに無駄な毛皮を脱ぎ捨てたハダカデバネズミの皮膚に崇高さと美しさを感じる。 そして、赤ん坊の握りこぶしの中にはいいお天気な世界が広がっている。 小川洋子さんが見つめる美しいからだの世界。小説じゃないのに小説を読んでるようでなんとも心地良いひと時だった。

ieica@ieica2025年7月18日再読した『カタツムリの殻』 「カタツムリについて一番好きなエピソードは、作家のパトリシア・ハイスミスがそれを愛し、ペットとして三百匹も飼っていた、というものだ。」 この冒頭の文章で色々狼狽えてしまう。






























