潮騒 (新潮文庫)

22件の記録
ちくわ@stuntman-kent2025年12月31日かつて読んだ十数年ぶりに読み返してみたら、2人の素朴な人柄が島の人達を動かして巡りめぐって恋が成就する様にカタルシスを覚えるも、やはり3ページに渡る乳比べの文章の美しさにまたしても悶絶してしまった。 「薔薇いろの蕾をもちあげている一双の小高い丘」「早春の気を漂わせた谷間」「ほんの羽毛の一触、ほんの微風の愛撫で、目をさましそうに見えるのである」と、おっぱいをここまで魅力的に想像力を掻き立たせる文章で表現できるのかと、間違いなくこれが純文学への初期衝動だった。お恥ずかしい話、学生時代にもっと色んな文学に触れたいと思うきっかけになったのがこの奇跡のおっぱい3ページ。
Maddy@sonate_no82025年12月5日5年ほど積読していてやっと読んだ。 三島由紀夫は午後の曳航・仮面の告白に続き3冊目だけど、文章が綺麗で結構好きなので、他の作品もどんどん読んでいきたい。
Pipi@Pipi08082025年5月6日読み終わった美しい物語である。歌島の風景描写が美しい。豊かな海が眼前にありありと見えるようだ。初江の描写が美しい。新治を一途に思う心根、女神のような容姿。新治の描写が美しい。初江への真っ直ぐな気持ち、運命を自ら切り開く強さ。珠玉の純愛物語。三島の異色作であり傑作。🐥
咲@mare_fecunditatis1900年1月1日読み終わった@ 神島三島由紀夫「潮騒」を携えて、舞台となった三重の神島へ行った。 快晴の暑い日。 八代神社だけ駆け上がって、あとはのんびり潮騒を読み返して過ごそうと思っていたところ、 あとから思い返すとなぜ?というくらい単純な道を間違えて、一気に灯台まで辿り着いた。 今さら引っ込みがつかなくなって、ワンピースにヒールのサンダルという場違いな格好で、虫たちや森そのものに恐れおののきながら、山道を掻き分け掻き分けて、ぜえはあ言いつつ汗だくで、かの有名な「その火を飛び越して来い」の監的哨にも、初江と新治の母親が鮑とり対決をしたニワの浜にも行ってしまった。 三島由紀夫が、私にこの島を一周させたのだと、私は勝手にそう思った。 衝動は楽しい。 読書は楽しい。


















