われら闇より天を見る
71件の記録
かわい書房@kawaishibou2026年7月25日読んでる読み終わった最初こそ「えー、これ誰やっけ」と人物表見ながらで、なかなか読み進めることができなかったのだけれど、第二部からは気になって気になって。 全ての選択が悪い方に転んでしまうのを、はぁぁぁぁ…と、深くため息をつきながら涙目で読むことしかできなかった。 子どもがちゃんとした(子どもらしい)子ども時代を送れない、っていうのは、ほんとに…ほんとに、もう、苦しくてたまらない。 「終わりから始まる」"WE BEGIN AT THE END" という言葉は作中にも何度か出てきて、いいタイトルだなと思った。そしてそれを『われら闇より天を見る』というタイトルに訳すのがまた、素晴らしいなと。
をんだ@good-hondana2026年6月3日読み終わった登場人物皆が、周りの人間を思いやり、それとともに如何ともし難い自らの性分や運命に向き合ったのに、ボタンの掛け違いで悲劇に猛進していってしまうというお話。終盤には思い違いが晴れるのだけど、その時には既に大事なものが失われている。「終わりより始める」なんて言う言葉が作中で何度かでてきて、実際最後はまた歩んでいく姿があるのだけれど、そこには悲しさしかない。
- ユウ@WtU2026年4月27日並製本 518頁(本編503) 面白かった。 一つの事件からその後の人生の全てが変わってしまった人間達のお話。 ミステリ要素4割、ヒューマンドラマ6割との事前情報通りで、かつ、海外小説ならではの表現が多く、中盤までは読むのに時間を要してしまったが、終盤は読む手が止まらなかった。 ミステリ要素もヒントが幾つかあり、真剣に考えれば予想可能な範囲に感じるものの、自分は登場人物達の行く末に意識が持って行かれて推理するどころでは無かった。 原題も内容を的確に示していて素晴らしいが、読了し原題を見てから改めて邦題を見るとこれもまた素晴らしいなと感じる。

パン·オ·ショコラ@mw11222026年4月21日読み終わった借りてきた本屋で見かけてから気になっていた本書。2021年のゴールド•ダガー賞受賞作。 "われら闇より天を見る"は邦題で、原題は、"WE BEGIN AT THE END"で"人は終わりから始める"。読み終わって、そうか、と納得。人は過ちを冒しても、躓きながらも自ら選択し前を向いて生きていけるのだと。 物語は、署長のウォークと自称"無法者"の13歳の少女、ダッチェスの視点で進んでいく。また、祖父であるハルと少しずつ交流していく様にドギマギしながらも読み進め、広大なモンタナの景色を想像した。本書はミステリであり、青春小説、ロードノベルなど様々な要素が詰まった人々の成長の物語でもある。 解説で読み途中の本が出てきたのには驚いた。







ちゃ汰@chata95392026年1月10日また読みたい発端の過去の事件から最後の一行にたどりつくまでのドラマ!泣く。 ミステリーや法廷サスペンス、ロードノベル、青春成長物語、罪と償い、家族、様々な人間模様が合わさった物語。主軸にいる姉弟の前途に幸あらんことを…
ゆいちゃん@yui__arm2025年12月6日読み終わった感想あまりにも重たくて読み応えのある物語だった。 30年前の悲劇から現在まで、すべてが繋がる悲しい物語。読んでも読んでも救いがなくて、最後は祈りながら読んだ。 ダッチェスが、どうか幸せに生きてくれますように。


Anna福@reads--2503092025年11月24日読み終わった英語原題 We Begin at the End の方が、シンプルで余韻を残す響きがあり終わりと始まりが同居する逆説的なフレーズ、喪失と再生、破壊と希望を自然に示しているのではと思った。 自称「無法者」少女ダッチェスの強烈なキャラクターが物語を引っ張る一方でその「激情による衝動性」が私に疲労感を与える。 彼女の行動は物語的には「運命を動かす原動力」として描かれているけれども、リアリティの観点から見ると暴走、無理矢理感が出てしまうのは否めない。 衝動的な行動は良い結果を生まない。それは負の鎖となる。 そして長編の中で繰り返されるのは、登場人物たちが「愛」と「執着」を取り違える瞬間だ。 そこに悲劇の根があり、愛情が「守る力」になるのか「縛る力」になるのか、その境界線を考えさせられた。




Satomi@satomiww2024年2月1日買った読み終わった自分自身を「無法者」と呼ぶ少女の周囲に起こる悲劇の真相を読み解いていく中で、彼女とまだ幼い弟が祖父を始めとした様々な人々に出逢い、温もりに触れていく。わたしは登場人物に深く感情移入をしてしまうタイプなので、まだ13歳の少女が抱くには痛々しさを感じる程の肌を突き刺されるような怒りと悲しみに、息苦しさに似た感覚を覚えた。 ミステリーとしても上質な翻訳小説だと思うけれど、どちらかと言えば旅物語のような、決して人前で涙を見せない少女が運命に立ち向かう姿に胸を熱くしながら真相想像して読み進める楽しさが新鮮だった。 どれだけ他者を拒絶しても、遠ざけても、愛してくれる人はこの世界に必ずいる。少女の心がゆっくりと解けていく描写の愛おしさや、別れの残酷さに涙が溢れた。 すべての真相に辿り着いたとき、この物語の最後の一行に彼女の光が見えた気がした。



















































