ドライブイン・真夜中
13件の記録
風邪ひき@damdamdan2026年2月16日読み終わった高山羽根子さんの小説は、この世界の表面を薄くスライスしてめくったくらいの距離感のパラレルワールドを見せてくれる。今作も近未来の、おそらく日本らしき国が舞台で、主人公は移民の労働者としてドライブインで働く。 センセーショナルな事は起きないのだが(それは高山さんの小説の美徳だと思う)、フッと非現実で現実的な景色が立ち現れる。 詳細な描写は映像的なのに、それって実際どんな景色なのか現実的に想像しようとするとボヤけてしまう摩訶不思議。



ヨル@yoru_no_hon2026年1月22日読み終わった読了@ 自宅移民のわたしが働く真夜中のドライブイン。 そこに集まる人たちとの何気ないやりとりや、ある小さな出来事を通して、日常の延長に世界が静かに立ち上がってくる物語。 通過点のような場所に、移民という世界的な問題が、特別ではなく「すでにここにあるもの」として描かれている。 日本人か、そうでないかという線引きの不自然さが、言葉にならない感覚として残った。 忙しい日々のなかで、今いる場所が世界と地続きであることを、そっと思い出させてくれる一冊。 この感覚に触れ直せること自体が、読書のよろこびだとわたしは思う。





























