2030 来たるべき世界
2030 来たるべき世界
モニカ・トフト
オードリー・タン
エマニュエル・トッド
佐橋亮
錦田愛子
朝日新聞出版
2026年3月13日
7件の記録
ひののむ@bgyazawa2026年4月4日読み終わったオードリー・タン氏の話が印象的だった。テクノロジーを真に信頼しているのが伝わる。単なる楽観論ではなく負の側面も見つつ、よりよい社会にするためにどう使えばよいかを真剣に考えている。
万願寺@manganji_2026年3月23日読み終わったエマニュエル・トッドを中心に据えた国際政治論が文春新書からではなく、朝日新書から出ている!というびっくりから始まりましたが、朝日新聞のフォーラムに招聘したとのことで納得しました。朝日がトッド氏の論をどのように受け止めるのか(核保有など)という不思議がありますが、そこにこそ対話が必要だという姿勢で、いいなと思いました。ロシアのウクライナ侵攻を米露の代理戦争とするトッド氏の見方には反論も根強くあるようですが、私としては代理戦争まではいかなくとも、かなり強気の英米の挑発にロシアが我慢ならなくなったという見方は支持しています。そしてやはり語られるのはトランプのアメリカがどのような振る舞いを今後するのか、アメリカを、他でもない日本はどう捉えるべきかという喫緊の課題を多くの人が語っていることが本書の骨子だと思います。モニカ・トフト氏の勢力圏の考え方は、最初はなんだ、何を言われてるんだ、と思いましたが、19世紀に逆行しているような世界のフラグメンテーションを考えるとなるほどと思いました。トッド氏の『西洋の敗北』はフランスと日本でしかまだ出版されていないらしく、英米人は絶対読んだ方がいいと思うので残念だと思います。しかし日本で早く翻訳してくれてよかったです。トッド氏の国際関係論はもちろん鵜呑みにすることはできない面が多々ありますが、私はひじょうに親近感を持って読んできたので、新書でこうしてまた安価に読めることはありがたいです。
つつじ@m_tsutsuji08152026年3月21日読み終わった"現在の状況で逆説的なのは、国際関係の中で、より狂っていないのは最も権威主義的な国々だということです。困ったことに、私の属する世界、つまり西洋のリベラルな世界がちょっとおかしくなって、かなり信頼できなくなっているのです" 西洋のこと… "しかし、道徳が消滅することで現れる最もありきたりの次元は、卑屈で卑怯な態度です。誇りという感覚の喪失です。そして、今の欧州を特徴づけているのはそれです。卑屈ということです" "彼(トランプ)はアメリカの同盟国とされる国々を侮辱することで、とりわけ快感を得るのです。彼はヨーロッパの人々を馬鹿にしました。まるで子ども扱いです。日本には、どんな扱い方を思いつくだろう、と考えてしまいます" "そう、アメリカ人が、トランプから連想する単語は「敗北」なのです" 日本のこと… "たとえばBRICSは、西洋からの圧力に抵抗している国々ですが、日本はある意味、明治期にたった一人で最初のBRICSになった国なのです"

