透明都市
17件の記録
はちむら@hatch-me2026年4月7日読み終わった都市を文字通り「透明」なガラス造りにすることで、犯罪を排除する……。プライバシーと引き換えに安全が担保された街で起きた、あり得ないはずの一家失踪事件を描いたミステリ。 SNSの台頭やデジタル化で自他やプライベートの境界が限りなくあいまいになる今日、この設定は妙にリアルに感じられて怖かった。 単なるディストピア系SFではなく、ミステリとしても機能してるし、社会問題にも目配せを送る硬派な作品で、ページ数に対してずいぶん中身が濃く感じた。 小島秀夫さんのおすすめで読んだけど、確かに面白かった!
fuyunowaqs@paajiiym2025年2月20日読んだ奇妙な書影に惹かれて手に取った。 (装画:トウナミ/装幀:大原由衣) 作者のかかえるさまざまな問題意識が自然と伝わってくる文章で、読み慣れないジャンルながらつまずくことなく最後まで楽しめた。SF・ミステリ風の寓話と受け取ったが、読んだタイミングが良くなかったかもしれない。 毎日、現実世界の秩序と信頼が暴力的なやり方で切り崩されてゆく一方で、この作品に描かれた事件は主人公の周辺でコンパクトにまとまっているため、思考実験というよりも近視眼的なエンタメのように感じられた。



















