宇宙墓碑 現代中国SFアンソロジー

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- ブックスエコーロケーション@books-echolocation2025年5月9日新刊入荷@ ブックスエコーロケーションブックスエコーロケーション、5月9日(金)オープンしております。19時まで。ご来店お待ちしております。 倪雪婷(編)『宇宙墓碑 現代中国SFアンソロジー』ハヤカワ文庫SF 幼い頃、私は火星の北極冠で、黒く光る四角い石碑の数々を見た。それは宇宙で死んだ飛行士たちの墓碑だった――星ぼしに建つ墓碑に魅せられた男を描く韓松による表題作、火星からの帰省ラッシュをコミカルに描いた馬伯庸の「大衝運」、ゾンビになった青年が恋人を守ろうと奮闘するさまを叙情たっぷりに描く阿缺「彼岸花」など、腕利きのアンソロジストが選び抜いた12篇を収録。無限の想像力が煌めく中国SFアンソロジー。 #宇宙墓碑 #中国SF #早川書房 #ハヤカワ文庫SF #信州 #長野県松本市 #松本市 #本屋 #書店 #古本屋 #ブックスエコーロケーション
- 七瀬由惟/Yui Nanase/あーしぇ@ashe_dalmasca2025年4月26日読み終わった粒ぞろいの現代中国SFショウケース。好きな3作品を。 念語の「九死一生」はドンパチ多めな作品も入れたいと編者の弁。ふだんなら連続するドンパチシーンはつまらなくて読み飛ばす自分も、なぜかしっかり読んだ(読めた)。うまく言語化できないが、きっと好みだったのだろう。いわゆる✕✕された記憶もの。 糖匪「博物館の心」は、現在も過去も未来も、いま我々がこの瞬間に周りを見渡すように見ることができる異星の存在が、ある地球人の子ども(の現在と過去と未来)を見守る話。これは言語による時制表現の違いがみごとに翻訳されている。 阿缺「彼岸花」はゾンビもの。ラストはフリーレンのエピソードを髣髴とさせる美しさだった。