少年アリス
18件の記録
りら@lilas_lilacs2026年1月16日読み終わった感想読書日記「水蓮の開く音がする月夜だった」という文章から始まる、美しくも儚く幻想的な物語に魅了された。一つひとつの言葉や表現が宝石のようにきらめいて、本当にすてきでため息が出る。夢を見ているような、此処ではない何処かを漂っているような、不思議な心地で最後の頁を閉じた




森々@mori_hkz2026年1月15日読み終わったファンタジーでもない、奇想でもない独特な世界観のメルヘン文学だと思う。 1ページ目から静かで美しい文章で幻想的。鳥になれなかったものたちが夜の管理をしているのも、その描写もキラキラしていて良い。 たまに挟まれる人との関わり方や自己の内省はハッとさせられる。 119p〜120pの「一番親しい蜜蜂に対してさえ、弱みを見せまいとして防御している。怪我をする前から包帯をして歩いているようなものだ。怪我が怖いという心理は、自分が相手に対して優位でありたいという真理の裏返しでもある。」 130p〜131pの「別れというものは知らぬ間に忍び寄って人を驚かす。問題はそれをいつ意識するかということだ。多分兄やアリスは常に意識しているのだろう。」 なところが印象深い。


純@June2025年12月30日読み終わった意味の重圧から解放された言葉たちが、自由に、空気のように世界に広がってゆく感じが本当に素敵でした。 きっと夜も深いころなのに、みえてくるのはどれもとてもやさしい色の気配たち。淡いコントラストの中にも、やわらかな光や質感がみえてきてとっても綺麗です。 なかでも中庭の様子がおきにいり。私も捕まえた螢星を烏瓜に入れて提灯をつくりたいなあ⋆* 蜜蜂とアリスが、主観で自分や世界をみているときとお互いをみているときで、少し人物像や世界の在り方がかわってみえてくるのがおもしろかった。 お互い内省的で相手を敬愛しているところが愛おしく、そんな関係がちょっとうらやましいなって思ってしまいました。 また読みかえしたい、大切な一冊になりました。
moi@river-river-11272025年11月30日読み終わった選び抜かれた言葉や情景が幻想的。 けど、10代の瑞々しい感性の時に読めたらよかったかも。 この世界観に浸れなくなった自分が虚しくなってしまった。 それとも、静かな月夜のカフェの窓際で読めばもう少し入り込めたのかな?
はな@hana-hitsuji052025年3月17日かつて読んだ今、思うと河出書房とはこんなに昔からの付き合いだったのだな。 まだ出版社を意識したことなんてない学生の頃。 長野まゆみの本は、物語の中にある星空や夜の風景が何か自分の中で共通のイメージ。 それでいてなぜか熱帯の腐敗した植物のような湿っぽさも隠れている。不思議。 何より私にはご馳走のような古めかしいアンティークな漢字の数々! 天鵞絨と書いてビロードと読む。 他にも素敵な漢字を沢山使うので目がいつも美味しい本だなぁと記憶してる。












