夏の匂いがする

15件の記録
- ちーさん。@dokushumi122025年9月16日読み始めた心に残る一節『だって、瑠璃はずるい。 ずっと私の隣にいたくせに、私の知らないところでいていたのだから。そして、私の知らないところで幸せになろうとしている。私はいつだって、瑠璃の傍で幸せを感じているのに。瑠璃の知らない私なんて、いないのに。』
- ちーさん。@dokushumi122025年9月16日『瑠璃色を着ていた』 どことなく漂う夏と塩素がきいたプールサイドの匂い。恋に恋した18歳、制服を着た彼女たちは間違いなく永遠だった。 瑠璃とハリの少し悲しい関係性がいい。 『植物姉妹』 自分の半分を失った黒花。 白が好きになったものを好きになろうとしていたあの頃、半分死に向かっていたのだろう。 全部知っていると思っていた白の、知らなかった部分を知って虚無感に陥る黒が切ない。 でもきっと誰にでもあるよね、だからこそ人は1人では生きられないのだと強く思うのかもしれない。 毒がいたから黒は生きられた。 心さんを透明と言った白と、黒を空気と言った毒の、当たり前に必要な存在だと同じように認識している空間がまたいい。 今のところ1番お気に入りはこの話。
- ran@ranraranruran2025年6月29日読み終わった繊細で脆い少女たちの心と関係。今はもう忘れてしまったあの頃だからこそ感じられていたものに、もう一度触れることが出来るお話。思い出が美化されて学生時代に戻りたいなってよく思うけど、あの頃もなんだかんだで年相応の悩みがあって大変だったよなあ。
- 結@yi_books2025年6月11日読み終わった「聞いてもいない授業の黒板を丸写しするよりも、あのルーズリーフに書いたことのほうがきっと、ずっと意味のある文章だった。」(瑠璃色を着ていた) 何年経っても記憶にこびりついて離れない、制服を身に纏っていたあの頃の日々が甘くて、苦くて、懐かしくて、愛おしくて、苦しかった。
- べに@beni_2025年2月16日かつて読んだ今年読んだ本を遡って少しずつ登録していこうと思う(1月分、2月分)。 これはとてもとても楽しみにしていて、そしてもちろん期待どおりだった一冊。夏と少女。