戻り川心中
40件の記録
雛森@hinamori2026年9月8日買った読み終わった小説推理小説貸し出し中5/5 『戻り川心中』読了。 何回かあるうちの最後の謎解きを読んだ後「そりゃ未完にするしかないよね」と思った。 苑田については「気持ちはわからないでもない。が、自分個人の問題に人の命を巻き込むんじゃないよ」と腹がたった。 ラストシーンが、本当に綺麗。夜の暗い川。花はあまり派手とは言えない菖蒲。なのに花が川を流れていくシーンが俯瞰で目に映って、幻想的だった。 推理小説は、正確に状況を伝えることに重きが置かれるからか、地の文は良くも悪くも説明的であることが多い。 けどこの短編集は、地の文の描写が美しい。 特に『桔梗の宿』や『桐の棺』は、じめじめとした冷たい空気が体にまとわりついてくるような感じがした。 トリックは『白蓮の寺』が好きだが、一番好きな話は『戻り川心中』。うねるような真実の転換とラストの静謐さが素晴らしい。 謎は人の心の中にあると思わされた一冊。
雛森@hinamori2026年9月4日買った読んでる小説推理小説4/5 『白蓮の寺』読了。 メインのトリックが明かされた時はハッとした。ちょっと苦しいかなと思いはするが、それでも気づきの瞬間のカタルシスは気持ちがいい。
雛森@hinamori2026年9月2日買った読んでる小説推理小説3/5 『桐の棺』読了。 読んできた3つの話の中では一番好きだけど、心象以外証拠がなくその真偽を確かめる術のない推理パートが長すぎる。
時月@tokitukin2026年7月29日読み終わった「花」を主題とした短編集。5篇とも情緒的な文章とトリック (真相)の両立がとても良かった。人感情の機微に置いたホワイダニットが多く、予想の斜め上をいく真相(特にタイトルにもなっている戻り川心中)には思わず感心した。 どの話も面白かったけど、特に遊郭を舞台にした「桔梗の宿」がある意味で狂気的な、悲しい結末も相まって特に印象に残った。
きらた@kirata2026年6月11日読み終わった日本推理作家協会賞受賞作を収録した短編集 2度の心中を試み、最期には自害した俳人の真相に迫る表題作他、家族の為に身を売る女たちと代筆屋の周りで起こった殺人事件等、花の名を冠する叙情的な5篇が収録されている 情緒や詩情に溢れた素晴らしい文章 ミステリミステリしてないミステリとでも言えば良いのか リリカルでセンチメンタル 浮かび上がる情景も美しく、湿り気のある肌感もあり、一気に読み進めるのは勿体ない作品ばかり 戦前の文豪作品に通じる格調高い文章で綴られた作品群でした 作品内で描かれているの時代が時代(大正〜昭和初期?)なので、今の時代では受け入れ難い価値観もありますが、艷やかで流麗な表現に浸れる喜びは格別 私自身のミステリのストライクゾーンからは少々離れていますが、ミステリとしてではなく、文学作品として読み返し、また世界に浸りたいと思わせる内容でした 私の好み的には表題作よりも「桔梗の宿」が良かったです 「桐の柩」も良かった‥(*´⌓`*)



りるこ@Riruko2026年2月22日かつて読んだ文体が美しく、全ての短編がミステリーとしても上質でした。 中でも「桔梗の宿」と表題作である「戻り川心中」がたいへん好みでした。 連城三紀彦先生のお話、また少しずつ読んでいきたいです。


とーひろ@kajihirorz13162025年6月30日読み終わったすさまじい小説。「恋文」を読んだ時と同じように衝撃を受けた。展開に次ぐ展開がこれでもかと用意されており、すごいとしか感想が言えない感じになる…。
No.310@__310__2023年7月16日読み終わった大好きな本何度も読んでる大正~昭和を舞台に、男女の情を花と弔う短編集。 ミステリ作品としての完成度はもちろんのこと、読み手の胸にじわりと広がる湿り気を帯びた美しい文章に圧倒される。 『藤の香』の冒頭一文は、川端康成の『雪国』に匹敵する印象的な幕開けだと思う。





















