無伴奏ソナタ新訳版
16件の記録
- マグネット@choccy15262026年10月14日読み終わった題名から上品な小説を想像していたところ、意外にも死や肉体の損傷への関心を感じさせる短編が多くて戸惑った。しかしそういうやや残酷な描写をあえて選ぶことで人間の生を描こうとしているような感じもある。 一番好きなのは『解放の時』。自宅に帰ると書斎に死体入りの棺桶が届いている、という状況設定が良い。子どものことを妻に尋ねたら「うちには子供なんていないわ」と言われるなど少々不気味な展開で、主人公の記憶や認識がおかしくなっていっているのか、異なる世界線が実際に入り混じっているのか、説明はなされない。いろんな読み方があると思うが、死を前にして、実際に生きた人生とありえたかもしれない別の人生との境目が失われていく、と読むとすると、生きなかった人生への執着からの解放、そして傷を抱えた妻に対する愛情(故の重荷)からの解放、が、ラストシーンの安息に描かれてるといえるのかなと感じた。 ほかに、『四階共用トイレの悪夢』はなんとも最悪な話だが読むうちに背景が見えカタルシスがあったのと、『タイムリッド』がこれまた悪趣味だけど興味深くて好きだった。『王の食肉』『磁器のサラマンダー』は寓話感が強すぎで好みではなかった。 それから『エンダーのゲーム』は著者の代表作とされているみたいだけど、この人の魅力はこのテイストなのだろうか?一応長編バージョンがあるらしく、たしかに長編にして戦闘や人物造形などをもっと書き込んだらエンタメとしてさらに面白くなりそうではあるけど、ちょっと腑に落ちなかった。この短編集に入れるには少し浮いている気がする。
ゆうみ@Yuumi_Umi2026年8月10日買った読んでる舞台原作「無伴奏ソナタ -the musical -」の原作。 舞台を見てあまりにも強く心に残ったので、原作を読んでみようと。 30ページほどの短編ながら、2時間30分の舞台になるだけの要素がしっかり詰まっている。 簡潔な文章で進んでいくがそれゆえに心に刺さる。 余韻を残さず淡々と進むので、余計に心に衝撃が積もっていく感じ。 幸せってなんだろうと考える。 何があれば幸せなんだろう。 この短編しか、読んでいないので、最初に戻って全部読んでみよう。

- 夢の蛇@yumehebi2026年5月10日読み終わった@ 自宅SFやミステリーやホラーやら不穏なもの全てをぎゅうっと詰め込んだような短編集。 始終頭を抱えていましたがページを捲る手を止められなかった。それほど面白かった。 何処か童話のような話もあれば、ホラー映画を見てるような話もあり、どの作品もそれぞれの良さがある。 最後の無伴奏ソナタで美しくも残酷で微かな光を感じるもので救われました。

まるわれい@maruwarei2025年7月26日読んでる読書メモ読書日記「死すべき神々」 数百万年の時をかけて地球に降りたったエイリアンの目的。それは「人間」のみが可能とするある状態を見ることだった…… 神の在処は人?それぞれ。宇宙人にとってのそれは何かというエピソード
RIYO BOOKS@riyo_books2024年11月30日読み終わった<ウォッチャー>は首を横に振った。「この世はあまりに完璧で、あまりに平和で、幸福に満ちあふれている。法律を犯した社会不適格者がうろつきまわって災いのたねをまき散らすのを許しておくわけにはいかない。一般の民衆は気楽な音楽をつくり、それ以上のものを知らない。彼らにはそれを学ぶ素質がないからだ。






