孤独や寂しさは決してネガティブな感情ではない、という考え方が好き。 あと精神科医の先生とのインタビューの中であった、感情にすぐ名前を付ける事が果たして良い事なのか、という問いが気に入った。

著者の方のWEB連載を以前から読んでいる。タイトルが気になり、とりあえず図書館で借りた。メモしたい気になるところに付箋を貼ってみた。付箋多々になりまた借り直すか購入するか検討中。。。

感情は、いちばん大きいものだけに反応せず、ちょっと止まって細かいところも見ると楽しい p.76 僕は100%の怒り”とかってあるのかなって思うんです。日常って、もっといろんな感情が混ざってる。悲しみの中に少しのおかしみもあるし、怒りの中に寂しさやトホホもある。そんな自分を客観的に見て滑稽とも思う。

短いインタビューなのだが、それぞれの個性が出ていて読み応え抜群。ヨシタケシンスケさん目当てで読んだが、他の人も全部読み、そして面白い。

「それが良かったかはわからない。けれど、そうとしか生きられなかった。皆の気持ちをすべて受けとめたら、きっと進めなくなる。私は私の幸せを探すぞと思って生きてきた」p152

著者の別の本を買った際に、レジの店員さんが「この本も面白かったです」とわざわざ本の説明の出力まで出してすすめてくださった本