ポストコロニアリズム (岩波新書 新赤版 928)

14件の記録
くりこ@kurikomone2026年3月1日第六章 日本にとってポストコロニアニズムとは何か 目取真俊さんの『魂込め』、紹介を読んだだけで泣きそう。 「証言に向き合う事」の章 証言者が公の場で語ることの苦悩について書かれているのが良い。 抑圧の歴史が可視化されたのは、何年もトラウマに苦しんだ当事者が声を挙げてくれたおかげ。見方を反転すると、私も、彼ら彼女の声をそれまで聞いていなかったという事となる 勉強すればするほど、沢山の周縁化された人の足を私は踏みつけ、痛みを与えていた事実を突き付けられられ、時に言葉を失ってしまう。彼ら彼女たちへの贖罪をするために、自分が今だに見えてない人々の呻きに耳を傾け、痛みを抱えた人々と連帯できるよう頑張らねばと思う



くりこ@kurikomone2026年3月1日第五章 階級、女性、サバルタン いよいよ待ちに待ったスピヴァグ!! 最近興味惹かれてる「トラウマを社会モデルでとらえなおすこと」と、スピヴァグの「サヴァルタンが語ろうとしても、その声を聴かないでいられる特権的な状況に置かれた私たちが声を封じ込めている」という問題提起が繋がっていて、テンションが上がった。 ずいぶん前に、スピヴァグ挫折したけど、読めそうな気が! --
くりこ@kurikomone2026年2月27日第三章 「東洋」と「西洋」 サイードの「対位法的読解」が面白い。 「帝国主義のプロセスと、帝国主義に抵抗するプロセス両方を考慮に入れ」テクストを読むことは、聖書を読み解く際、周縁化された目線から脱構築する「解放の神学」に似てる。 ーーー コラムで紹介されていたガッサンカナファーニー「太陽たちの男」がとてもよかったから読んでみよう 人知れずなくなっていくパレスチナ人たちに対して、「なぜ声をあげなかったんだ」と悔しがる主人公は、パレスチナ人たちと絶対交差しない。なぜなら、私たちがパレスチナ人の悲鳴を無視してるのだから。 --

くりこ@kurikomone2026年2月25日まだ読んでる第三章 植民地主義からの脱却 フランツファノンが、民族解放闘争をしつつ、精神科医として、精神病院解体を目指してたって知らなかった!! 『地に呪われたる者』での「人は文化を出発点として民族を証明するのではなく、占領軍に抗して民衆の行う戦いの中で文化を表明するのだ」という言葉で、 ずいぶん前にろう者の当事者運動を手伝ったことを思い出した。 彼ら彼女たちは抑圧されればされるほど、「ろう文化」を守ろうとし運動をした。 何も抑圧がなければ差異が生まれないから、そこに特定の文化は現れない


くりこ@kurikomone2026年2月24日まだ読んでる第二章「食人種」とは誰のことか 植民地支配される人々を、「食人種」であると非人間化していたにも関わらず、食人種という言葉が一人歩きして、入植者同士でレッテルを貼りあい、現地の人々と団結を強めていった指摘、興味深く読んだ。 植民地支配される人間にとって、「食人」とは元来、敵の体であっても勇気と敬意をもって食べる行いであったのに、入植者に意味を真逆にされてしまっているという著者の指摘でいろいろ考え込んでしまった。 シャーマニズム文化や、薬草を使って治療をする女性たちが植民地支配が広がっていく中で、「魔女」として扱われ殺されていったことと似ている。



くりこ@kurikomone2026年2月23日まだ読んでる第一章 コロニアルな夜明け 年末、トランプがドンロー主義を掲げて、ベネズエラを攻撃していたので、冒頭のチャベス大統領とコロンブスの帝国主義の関係性を知れたのはタイムリーで良かった。 しかし、15世紀にはじまった「レコンキスタ」(それまで主流だったイスラム勢力に代わってキリスト教勢力が、再征服していくこと。主にイベリア半島で行われる)とか、初めて聞く用語が多くて若干眠い。特にコロンブスのくだりは、地理に疎い私は眠い・・・・。 とりあえず、ざっくりとした理解。 二章目のカニバリズムは冒頭からわくわく






めめん堂@memendo_tokachi2025年11月24日読み終わった地元図書館の閉架書庫から出してもらった。やっぱりこの国の「普通」はおかしかったんだな。そしてある時期には支配的だったコロニアリズムを、いったいいつまで内面化してるんだ俺たちは。30年は遅れたぞという気持ちと、さて、それじゃあこれから具体的に個人として何をどうしたらいいのか、まだよく分からないぞ…という気持ちがある




