星の嵌め殺し
36件の記録
紫嶋@09sjm2026年8月13日読み終わった借りてきた私には短歌を技巧面で評価できるほどの知識はないので、これらの短歌が「上手いのか、否か」の判断はつかない。 なのであくまで「好みか、否か」とか「印象に残るか、否か」などで語るが、それで言うなら「綺麗だけどそれだけの短歌」という薄めの印象だった。 自由な言葉、自由な題材、自由なリズムで読める点は現代短歌の良いところ。 この短歌集に収められている短歌も、作者が好む世界観や風景、質感といったものがふんだんに散りばめられている。 それらを短歌の31文字の中で、どれだけ綺麗な単語と、雰囲気ある字面の漢字と、古語めいた響きで表現するかに注力している印象を受けた。 例えるなら、小さな額縁の中にいかに好みの綺麗な花や小物を並べるかという作業。 そうして仕上げられた文字列は確かに絵としては美しい。雰囲気短歌、アート短歌、ファッション短歌としては申し分ないだろう。 だが、そもそもなぜ短歌なのか、なぜその言葉なのか、なぜその情景なのか…そうした心に訴え迫りくる必然性のようなものはあまり私には感じられなかった。 例えばなぜ「白い」ではなく「皓い」の方の字を用いたのか。なぜ普段用いる言葉ではなく、あえて古文めいた言い回しで綴るのか。そこに「なんか雰囲気的に綺麗でかっこよくてそれっぽいから」以外の理由が伝わってこない。 作者と世界観を深く共有していたり、雰囲気に強く共感したりできる人ならば、これらの短歌も心まで響いてくるのかもしれない。 だが残念ながら、私にはほとんど響いてこず。 これが好みの違いなのか、私の感性の拙さなのかはわからないが。 装丁含め、雰囲気は申し分なく「綺麗」なので、本棚に並べて映えることは間違い無いと思う。
- esu@esu2026年3月23日気になる読みたい帯にあるオフィーリアの短歌をXで見かけて、調べたら出てきた歌集。まだ詠まれた方の背景を存じていないものの、検索で出てきた書評ページをざっくり目を通しただけで、(少なくとも、当たり前ではあるけれど)自分とは全く異なる感性をおもちの方なのだと思った。 だから、書評ページをざっくりとしか見ていない。短歌という短い詩だからこそ、詠み人の背景や込めたものを知らないまま味わって、あとから知ってまたページをめくっても遅くないと感じた。 うだうだそれっぽいこと書いたけれど、まずは手に取りたい!!!! いつも「読みたい」で止まってしまうのをなんとかしたい!!!!


ゆのか@marsgarden2025年10月27日読み終わったお気に入りのお店に行くときのお供として三ヶ月ほどのんびり読んだ歌集でした。凛と背筋を伸ばしているような、そこから伸びる影を眺めるようなそういう心地。
白水もめん@nono_200008142025年4月6日読み終わったこれも短歌に触れるようになったから目に入るようになった本。まず本の帯の歌に惹かれた。 オフィーリア、もう起きていい。死に続けることを望まれても、オフィーリア。 この歌を読んだ時の衝撃は尋常じゃなかった。そして、タイトルも凄い。『星の嵌め殺し』ひゃ〜。凄い。塗装が美しいのは見て分かると思うけれど、なんと手触りも他の本とは違う。凄い。
宵子@yoico2025年3月9日買ったかつて読んだ好きな本好きな作家好きな装丁これまで短歌というものにはとんと触れてこなかったんだけれども、川野さんの作品だからと思い切って読んでみた。私の好きな言葉たちがぎゅっと凝縮されて詰まっていた。 「オフィーリア、もう起きていい。死に続けることを望まれても、オフィーリア。」 すごい。短歌ってこんなに自由でいいのか。- 詩衣奈@shiena07062025年1月1日読み終わった【心に残った短歌】 たましひをナイフで削るおこなひのぼろぼろに薔薇ひらくあかとき 合わせ鏡を空に散らしてほんたうは夜空にひとつしかない星よ 野火 冬のきらめく虚空に手を引かれひた走る火の、ひかりの生は 嵌め殺しの瞳を一生嵌めたまますれ違うひともけものも星も 魔女のため灯す七つの星あればゆけようつくしからぬ地上を 夕月は梨割るごとく顕れてかをらねばながく衰へざりき




































