ギフテッド/グレイスレス
15件の記録
- 蛸足配線@nekoai302026年5月15日読み終わった著者自身の家庭環境や経歴とどうしても重ね合わせてしまう2作だった。血の通った体から発せられる言葉の切実さにたびたび射すくめられる。母と娘、一対一のふたりきりともひとりきりともつかない関係は濃密で息苦しい。聖と俗とは互いに依拠して成立する。いずれの窮みに立つことにも、却って逆方向に振れかねない紙一重の危うさがある。

精神とロゴス@psyche_logos2026年1月12日母を語るほど言葉が追いつかない。擁護も非難も救済も世に溢れるのに、当事者に必要な「その言葉」だけが見つからない。だから物語は身体へ落ちる。消えない焼け痕を刺青で上書きし、腕を撫で、疼きが消えた気がしても触れたい衝動が残る。虐待と介護、看取りたいのに看取らせないという矛盾。理由を問わない作法は精神科面接に似ていた。言葉の無力さと、静かに閉まるドアの音











