自殺帳
16件の記録
こたつ@pgrpgar2026年4月26日読み終わった毒は強めだがなぜか許される人、と言われたら、おそらく身の回りの何人か思い当たる顔があるのではないか。 全く遠い世界の人だが、この作者もおそらくそんな不思議な魅力を持った人のように思う。 「自殺帳」というストレートに重ための題名でありながら、内容はやや不謹慎な自殺論考である。そして文章は軽くて読みやすい。題材と内容と文体におそろしくギャップがあってくらくらする。作者自身が精神科医だからこそ許されるような気がする。これを評論家とかライターとかが書いたら不謹慎だと叩かれるのではないか。最終章のタイトルは「漆黒のコアラ」だし。(読めば至って真面目な文脈の表現だとわかるが) ともあれ、「人は何を思って自殺を選ぶのか?」と思ったことがある人におすすめ。読むと自殺する人の考えにも色々あることがわかる。個人的には自殺する前に何百通も遺書を残す人や、変なテンションに任せて遺書に警句めいた言葉を残しがちな人が一定数いるという話が面白かった。遺書の残し方にも性格が出ますね。
𝘪𝘯𝘰𝘳𝘪@fysminr2025年4月3日読み終わった@ 自宅厳しい物言いをするなあと思ったけれど、著者はある種、人を信じているの(それゆえの言葉)かもしれないと感じた 精神科医として臨床に携わるってどれほど大変なことなのだろう 『どんな物語が用意されようと、間違いなく自殺は唐突で不自然だ。自殺に必然性を与えるような物語は、むしろそれゆえに「まやかし」かもしれないなどと思いたくなる。』 『ドラマチックであったり意外性が潜んでいることにこそ、つい我々はリアリティーを覚えてしまう。ある種の異物めいた手応えこそが真実を保証しているような気がしてしまう。だがその反対に、「ただ何となく」といった具合に拍子抜けするほどの呆気なさのほうが、かえって真実を指し示しているような気もする。本当らしさはどこにあるのか。』














