街と山のあいだ

22件の記録
- 森@mori162025年3月14日読み終わった「奥穂高と校了」、「麓」の章 麓に下りて山の姿を振り返った時、そして街中に戻った時の、妙な非現実的な感覚の描写いい。山の中での体験と、麓と、目の前の「いつも」を見てる時のギャップ。さっきまでの山の中の感覚が夢だったかのように思える気分、わかるってなった。 「地図を作る」の章 いろいろ調べて地図を作って実際に行った時の違いを味わうのいいな。 日々刻々と変わる天気や道の状態、空気感の変化を感じるの楽しい。だから何度も同じ山に行くのかもしれない。知ってる場所の知らない顔を見るのが楽しい。 「てふり」の章 見開き1ページ全部好きな雰囲気の文だった。 「誕生日の山」の章 誕生日に山行くって、シンプルにいい案。 実際に夕陽を前にすると、額の上というよりも、私には睫毛の上に、ちらちらちらちら、光が転がって遊んでいるような感覚がある。 P132より 触れない光を転がるっていうのいいな。そういえば山では光の見え方が違う気がする。空気が澄んで光の透明度が上がるからか。
- 森@mori162025年3月14日読んでる心に残る一節当然のことだけれども、街の空は山の空につながっていて、さらに海の空に、大陸の空につながっていて、分断されてはいない。分断されていると思うのは、距離や時間や自分の内的な感覚だけで、本当はつながっているのだ。 P134より 前に境目を散歩することにはまってたのを思い出した。電車に乗って移動していると、一駅違うだけなのに駅周辺の景色が全然違う。地続きにつながっているはずなのに、各スポットが独立してるような気分になる。そこで自転車や歩きで散歩する。知ってる駅から駅へ。この景色がどこまで続くのか、どこで街の雰囲気が変化するのかを見るのが楽しい。 境目をうっすら意識するようになったのは、別の本のような。チームラボ関連の本だったはず。後で探してみる。
- イチクラマクラ@ichikuramakura2025年3月10日かつて読んだ私が一番好きな編集者・文筆家の若菜晃子さんによる随筆集の一作目。 個人的な登山スキルとしては、低山をゆるゆる登る程度だけど、それでも、この本を読むと山の空気を吸いに行きたくなる。