雪柳　きみの死に目にあいたいよ　ジャングルジムの影が傾いで ローソンが潰れてできた大きめのローソン　性善説を信じる 傘をさせば意外につよく降っていてメリーバッドエンドへつづく しばらくは結露をやめる窓を開けぜんぶ余談といえばそうだね 祝福を　花野にいるということは去るときすらも花を踏むこと 花を吐くように告解　おそろしいだけの海なら飛び込めたのに 立つ鳥が跡を濁さぬ寂しさを肯う昼よ　さらば楽園 ビルにビルの影を見ながらそんなこと杞憂だよっていってやれない ああ今がきみの生前　林檎飴持ちかえてから手を取ってみる 仕事しんどすぎた頃にジャケ買いして、短歌にはまる以前から家にあった本 短歌にはまってから歌集をたくさん読んだけど、それ以前に買って家にあった歌集は黒耀宮とこれだけで、私の中で特別の感がある 私は句またがり一字開けのリズムが好きでよく作るんですが、初期、浅い短歌読書歴の中で見よう見まねで作り始めたから悪友の影響がかなりあるんだと思う

最近、短歌を作れていないし、歌集も読めていないので、短歌のことを考える時間を持つために、講座を受けることにした。その講師の歌集。自己流で作りはじめてもう3年になるので、短歌を作るときにどう頭を使っているのかを教わりたかったのもある。やる気だけを携えて受講します、たのしみ。

刺さる短歌がたくさん。

作品自体は嫌いではないが、いろんな二次創作の手垢が付いてしまっており著者もそれに乗っかっているイメージなのが微妙