料理と人生

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mayu@yatsu_books2026年6月5日読み終わった@ 自宅とてもおもしろかった。 アフリカにルーツのある人々の多様性について、これまであまり考える機会がなかったので、新鮮な気付きを得た気がします。 文学と料理という二つの領域を追求したマリーズ・コンデ。グアドループで生まれ、アフリカ人と結婚してアフリカで暮らし、そしてその後イギリス人の伴侶と歩んだマリーズの人生は文字通り越境の旅。 マリーズ・コンデの文学に描かれるのはアフリカン・ディアスポラの人々の軌跡。 本書では、マリーズが訪問したさまざまな地域での文学経験と料理体験が語られているのだけど、知らない名前ばかりで、どんな味なのかすらイメージできない。サツマイモがしばしば出て来るけど…。 「文学と政治は完全に切り離せない」と語るマリーズだけど、文学と料理もまた完全には切り離せない。 ひとりの作家の生涯が描かれた本作は、同時に「食」を通じてクレオール文学の意味を理解するための一冊であり、現代において「世界」という言葉の動的な意味を考える時に最も必要な視点を与えてくれる一冊でもある気がします。 若いときから老いさらばえるまでの人生は波乱ばかり。なにやらしみじみした気分で読了。コンデの小説を読まなきゃと思う。

































