音楽
17件の記録
okabe@m_okabe2026年1月4日読み終わった三島作品にしては、平易な表現が多く、且つミステリ色の強い物語で読みやすい。一方で、人間の屈折した内面を描くという点では、やはり三島らしい作品だと思う。 三島作品には、文体・物語ともに繊細さと危うさを感じる。読む毎に、三島由紀夫という人間についてもっと知りたいと思わせられる。

ゆい奈@tu1_book2025年12月29日読み終わった「音楽が聴こえない」という女の診療にあたる精神科医による手記。 装丁あるいはタイトルをみたときの「音楽」という言葉の意味、女がはじめて訪ねてきたときに言葉にした「音楽」の意味、そして小説を読みすすめていくにつれてわかる「音楽」の意味がすべて変わっていく………!ひぃ〜〜〜〜こんなん面白いに決まってるやん〜〜。というか、精神科医の手記というだけでめちゃくちゃ面白いのに、後半の人間の深層心理に触れていく感覚はも〜うたまらん! 甥っ子がなにも知らずに読んでくれといっていた意味が今ならわかる。シンプルにめちゃくちゃ面白かった!!そしてなんといっても、最後の一行がね、名文です。









ゆい奈@tu1_book2025年12月27日読み始めた甥っ子がくると、読書のQOLがあがる。仕事終わりにふたりで書店へ出向き、甥っ子におすすめしてもらった『音楽』と『ヴェニスに死す』を買う。彼は『ヴェニスに死す』を原文で読んだらしく、とにかくおもしろいので読んでほしい、そのあとに三島由紀夫の『禁色』を読んでくれとのことだった。読むね。甥っ子は『カスパー・ハウザー あるいは怠惰な心』と武者小路実篤『馬鹿一』を買っていた。










咲@mare_fecunditatis1900年1月1日読み終わった「先生、どうしてなんでしょう。私、音楽がきこえないんです」 美しく冷たい訴え。冷感症の女。嘘つきで、思わせぶりで、酷薄で、可哀想な女。 精神分析の言葉や思想は、三島由紀夫を介して美しい不感症の女として実体化すると、こんなにも生き生きと美しく人間を語るのか。 学問として眺めてきた人間精神の神話が、夢の象徴と分析が、転移と逆転移が、言葉の装飾できらきらと飾られ、誘惑的に輝いていた。 『オンガクオコル オンガクタユルコトナシ』 永遠に咲く造花のように、豪奢な言葉で作った物語が美しい。 「麗子はただそのいかにも燃えやすい材料ばかりでできたような美しい豊かな裸体を、彼の傍らに横たえているだけだった。花井の不能は次第に燃えさかる不能になった。麗子は、融けるほど心優しかったが、肉体は氷のようだった」










