小銭をかぞえる (文春文庫)

小銭をかぞえる (文春文庫)
小銭をかぞえる (文春文庫)
西村賢太
文藝春秋
2011年3月10日
5件の記録
  • 大皿
    大皿
    @zarabon
    2025年6月21日
    苦役列車の後編とも言える本。 ただ金がほしいひとが金借りるまでの話なのに、なんでこんな面白いんだろ。主人公はまじで関わりたくないし、なんなら出てくる人みんな薄ら嫌なやつだし、まじで最悪なとこでプツッと終わる。でもなんか面白い。 あと、読んでると、これ書くの楽しかったんだろうなーって伝わってくるから、こっちもなんか楽しい。 みたいなことを思ってたら、解説の町田康が同じこと言ってて、それも良かった。
  • 夏しい子
    夏しい子
    @natusiiko
    2025年4月12日
    数作品、西村さんの小説を読み 西村さんの生き方、考え方に贔屓目感を持ってしまっているからだろう 私は女の方が嫌だった。 「何で西村さんにとって古書や藤澤 清造が特別だって分かってるのに その程度の扱いの言動ができてしまうの?」 とそれを分かってて一緒にいるんじゃないの? と女を責めがちに見てしまう。 とはいえ、やはり小心者でありながら癇癪もちで 金銭感覚、生活感覚はダメ人間の部類。 西村さんの小説を初読みの人はその感じが強いかもしれない。
  • Audibleにて。職場の後輩(20台前半)が好きな作家らしく、勧められて聞いてみた。 私小説とは聞いていたが、これが本当に私小説!?と思うほどの、無茶苦茶ぶり(笑) 作者とは同性だけど、何一つ共感できないのが逆に面白かった。それと同時に、この作者を愛読する20代前半の後輩のことが心底心配になった…。
  • sy
    sy
    @yo-mu-sa
    1900年1月1日
    同僚がお勧めしていたので読んだ一冊。 どんな本? と思って読んでびっくり とんでもないクズ男の人生… え?こんなやつおる? と思いながら読み続け、どっかで何か変化が起きるかな?と思っていたら 最後まで救いようのない感じで終わった。 私小説らしい。 そして、人気らしい なるほど。ここまで赤裸々に、自分の恥じているところも書けるということもかなりの才能だからか。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved