細雪(中巻)改版
22件の記録
結城@aori2025年11月6日読み終わったaudibleオーディブルで聴き終わった。 物理的に町も流されるし、親しくしていた外国人たちも去っていくし、伝統や格式といったものも失われていく。 蒔岡家の周りからじわじわと崩れていっているような巻だった。 伝統やら格式やらに関してはそれらの恩恵を姉たちよりも受けずに育った妙子が台風の目なわけで、幸子の言うように致し方ない面もあるし、現代から見れば大して妙子はおかしなことはしていないんだよな…。 板倉の件が妙子に今後どのような影響を及ぼすのかが気になるところ。 斉藤範子 朗読
結城@aori2025年11月5日読んでるaudibleオーディブルだと「病人」の演技が真に迫っていて聴いているのも辛い。 なのに幸子も妙子もどこか冷静で、なんだか薄情であるように思えてしまう…。 妙子の「諦めてる」は強がりなのか…?
結城@aori2025年11月1日読んでるaudible思いもよらないフィジカルな意味でのスリリングな展開で驚いている。 現代から考えるとびっくりするような安易さで危機的状況に飛び込んでいくし、これで助かっても破傷風とか大丈夫かと心配になる…。 女性陣が本当に子どもと同程度の弱者として扱われていて自認もそうだからとても頼りない描かれかたなんだけど、これは時代的に当たり前のことだったのか表象の問題なのか…。

- 小魚小骨@KoboneKozakana2025年4月11日読み終わった阪神大水害の描写がリアルで、物語ということを忘れる。命を賭けて救けてくれた人を好きになって何が悪い!身分が違うと人間じゃないのか!こいさん可愛そう!と思うのは、現代の私。価値観の狭間の、一番新しい世代の、末子のこいさんは辛いだろうなぁ。


駄駄野@enmr3102023年12月16日読み終わった本作のお気に入りポイントの1つが外国人一家とのやりとりであり、そこに「異国人だから」という敬遠が感じられないのが好ましい。良き隣人として書かれる彼らにモデルがいるのかどうかはわからないけど、作者の愛を感じる。




















