最新研究で迫る 生き物の生態図鑑

16件の記録
- ノエラプトル@Di_Noel022025年10月6日読み終わった美麗でかわいらしいイラストと、分かりやすく噛み砕いた言葉で丁寧に書(描)かれている一冊。どのページも本当に面白くて、スイスイ読み進められる。 頭と体が切り離されても再生できるウミウシ、 木の枝や種のさやを楽器にして演奏するヤシオウム、 ハチと似た音を出して天敵を追い払うコウモリ、 ヒトと協力してハチの巣狩りをするミツオシエ、 熱殺蜂球でオオスズメバチを蒸し殺すミツバチなどなど…… どの生き物も個性豊かに、たくましく生きているんだなと感心する。 全部興味深かったけれど、コナガの幼虫に葉をかじられると、特別な香りを出すキャベツが驚きだった。その香りに釣られて、コナガの天敵であるコナガコマユバチがキャベツに近寄ってくるらしい。 普段食べているキャベツが、そんなに主張強めだったとは。自分は葉をかじられてダメージを受けても、少しでも多く他のキャベツが助かるように……ということなのか、力を振り絞って香りのメッセージを拡散するたくましさ、すごい。
- Kioku@noir142025年6月22日読み終わったラジオで知って小学生にオススメできるかな?と読んでみた。好きな子は刺さりそうだけど〇〇事典とか読んでる層では無さそう。ゆるカワイラストなのに本気仕様というのが面白い。楽器を使うオウム、顔見知りと結ばれるメダカ、クジラの流行歌など、最新の研究が知ることが出来るので大人の学習によいのでは。引用文献みるとその本気度がわかる。
- りょこ@k_ar02022025年5月18日気になる生き物への興味を忘れたくない〜〜。著者さん、自分の大学の研究室の先生が書いた「海岸動物の生態学入門」のカバーイラストを描いた人な気がする…!と思ったらやっぱりそうだった。
- yt@yt2025年5月18日読み終わったウミガメ研究の農学博士がイラストレーターになって本気出した。 子ども向けの図鑑だけど遺伝子名も測定機器も出てくる。 知識だけじゃなく、誰のどんな実験でわかったとか、面白いし知らないことばかり。 ⚪︎キンメモドキはなぜ光る?ルシフェリンやルシフェラーゼはどこから来た? ⚪︎赤ちゃんに赤ちゃん言葉を使っちゃうのは人間だけ? ⚪︎キャベツが虫に齧られると誰を呼ぶ? ⚪︎寿命が短くなったミツバチの勇気ある行動とは? 参考文献も普通の論文と同じで、PNASとかScienceとかがズラリ。 容赦なく本気出してる。