八月の六日間

八月の六日間
八月の六日間
北村薫
KADOKAWA
2016年6月18日
17件の記録
  • cohal
    cohal
    @cohal
    2025年10月22日
    首を傾げる装備品と計画の立て方に、不思議に思いながら読み進めて、解説で納得。典型的な遭難する人の行動と判断で、読みながら冷や冷やして、あまり内容が頭に入ってこなかった。
  • 元山岳部の友人のオススメ。登山を趣味にしたい私のスティックってやはり良い?という質問に対して、「楽だけど、歩行が労働そのものになってしまい楽しくないって『八月の六日間』の主人公が言ってたよ」と教えてくれた。 まず、主人公が登っている山々は私にとってかなり上級者向けだったが、ザックの準備から山荘での過ごし方や、すれ違う人たちとの心地よい会話全てが自分のしたいことでルンルンで読み進めた。「焼き菓子を二個。この間、出張した時、土産に買って来た檸檬チーズケーキの残りがあったのを二個。メロンパンと袋入りミニあんドーナツ。ドライマンゴー。チーズ。」 が、なんと作者は山に登らずに本作を書いたのだという。すごい。主人公をはじめでてくる登場人物が生っぽくてすごい。元パートナーの原田への想いも語らなさがすごかった。演劇部時代の怒りも。 ★メモ ・滝子山(山梨県) ・パラオでは現地語になっている日本語も多い コイビト=恋人 アジダイジョウブ=うまい ツカレナオス=飲むこと →嘘っぽいから本当なのだろうと主人公は信じていたが、読み終わった後ググったら本当だった
    八月の六日間
  • HaMa
    HaMa
    @h6_m21_y
    2025年8月18日
  • 「ひと月前、燕岳に来て、槍を見てしまった」 「忘れ物、取りに来たんだ」 「応援しています」 そんな会話が粋である。 山に行くと空気が違う。山で出会った人と交わした会話がより新鮮になる。羊羹片手に登っている人と再会する。約束もしていないのに再会する。 一人で自由に登りたいというヘンクツがヘンクツと出会い、会話を弾ませる。でも、互いに距離を大切にはかる。 高所恐怖症の私が槍ヶ岳に登り、猫の額みたいな頂上で、「写真撮っていただけますか」と頼まれる。引き受ける私のへっぴり腰を仲間が笑う。 雪の天狗岳もでてきた。冬山の恐怖感を自分で膨張させ、前日ドキドキ眠れなかったのを思い出す。 ノンフィクションみたいなフィクションだけど、蝶ヶ岳や常念岳からの景色がイメージできるから楽しくて仕方がなかった。 いい本に出会えた!ブクログに感謝。
  • 伴健人
    @vankent
    2025年8月7日
  • 茶谷
    茶谷
    @tu_sp_763
    2025年8月4日
  • ごこ
    @goko
    2025年4月30日
  • 澄花
    澄花
    @hanaikada315
    2025年4月24日
  • ちゃい
    ちゃい
    @kcoksn1016
    2025年4月23日
  • みどりこ
    みどりこ
    @midorikko_03
    2016年12月28日
    大変面白かった。そして癒された。単純なおバカさんなので登山したくなった。これ、解説読んでほんとビックリしたわ。北村薫しゅごい。これで今年の読み納めかなぁ。
  • seiko
    @bongout_05
    1900年1月1日
  • きらた
    きらた
    @kirata
    1900年1月1日
    連作短編集?、5篇収録 「九月の五日間」 「二月の三日間」 「十月の五日間」 「五月の三日間」 「八月の六日間」
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