海を覗く
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本読みねこ@neco-2026年2月7日読み終わった敬愛し、憧憬する者になりたいという気持ちは、自分にも当然ある。けれど、それを模倣にせずに己のものにするというのは並大抵なことでは、きっとない。 近くして同じ色ではないことはわかるけれど同人にはなり得ないのだからその系譜をどこまで貫き、以後どうやって昇華していくのか。 ざっくり雑に言ってしまえば美的考えの重厚な(反して幼稚にも見えてしまうところもある)男子高校生が自分の美的にばちこーんとあった同級生(男子)に恋をし、けれど打ち破れ修学旅行で入水自殺という話だけど(そこに至る心境の諸々はそれはそれはたくさんあるが)、それをこういうかたちで書ける10代ってやっぱりすごいよなあと。 デビュー作なので、2作目はどんな感じになるのかなという期待と、三島が今のところあまり得意ではない自分は自作が出たら読むか考え中。 「数学のノートは買わなかった」というところは何で?と思ったけど、でも読み終わったあと何か好きな箇所になった。
みちほ@full1moon5blue2025年8月31日読み終わった読んでいる自分自身が「海を覗いて」いるような、そんな感覚に浸った。散りばめられた美しい表現を砂浜に潜む綺麗な石や貝殻を拾い集めるようにして読み進め、次に海面に目を落とすと、言葉の波間に強い光を見つける。けれどそれは絶えず揺れ動き、掴めたと思ったら、次の瞬間にはほどけて見失ってしまう。寄せては返す認識と拒絶の応酬に、読みながら主人公が味わった絶望がわかった気がした。正直、全てを理解はしきれていないけれど、物語全体が海を彷彿とさせる透明感、底知れなさ、魅惑的な存在感を体現しているようで凄いと思った。
はぐらうり@hagurauri-books2024年10月8日読み終わった新潮新人賞。まだ17歳だと。 だいぶ観念的なところもある内容なので難解だし、文体も三島に寄せているのかなと思うが、映像にしたらモノトーン。半分も理解していないが、評論するわけではないのでこちらも観念的に捉えておけば良いと思って読んだ。 これをZ世代の文学としてくくるのは間違っている気がする。同世代に売りたいからこの装丁なのかな。年上を狙ったほうがと思ってしまうが。ここからどんな成長があるのか楽しみではある。






