いつか月夜

38件の記録
- どうどう@toutoutoudo2025年8月29日読み終わった深夜徘徊が好きなので面白そ〜となって読んだ。全然説明のない本を読んだ後に読んだせいかめっちゃ説明してもらえる〜とすいすいと読み終わった。あらすじから想像していた話と違った。いつも月夜に米の飯って初めて知ったけどいい言葉だ。一人が三人になって五人になってまた三人になって一人になった。他者の葛藤は他者の物のままで主人公には降ってこないのがよかった。読後感が良かった。表紙のイラストは多分五人の姿だと思うけど誰がどの人なんだろう。
- Pさん@ahaha___8882025年7月6日読み終わったこの本の登場人物たちは、近すぎず遠すぎずいい距離感で付き合っていていいなぁと思った。周りの人に合わせなきゃいけない日々があって、でも誰かとやり遂げたことが悦びに繋がるのよね〜。最後の塩田さんの「いつも月夜なんてありえないけど、月夜じゃなくても歩けるんだよ。わたしもあなたも。」というセリフ素敵すぎて、優しい世界すぎた。
- おゆ文庫@oyucha3book2025年3月24日読み終わった久しぶりに読みたくなった寺地はるな 寺地さんの本は心にブッ刺さるのと 何言うてんのかわからんのとに分かれると 個人的に思ってるけど、これは後者でした
- Suzuki@finto__2025年3月7日読み終わった★★★☆☆ 「そんなふうにぼやく夏生は、けれども同じ口で、妻や子を大事に思っている、と言う。なんだかんだ言ってあいつらがいて幸せだと。冬至の気楽な生活がうらやましいよと言い、でもいつかは身を固めるんだよなと念を押す。心配と軽侮と優越感と蔑みがいれかわりたちかわり、夏生の頭に浮かぶ。なんて忙しないのだろうと呆れながら、同時に奇妙な親しみをも覚える。 兄もまた、必死に迷いながら生きているのだ。 「でも兄ちゃんは、幸せやろ?今」 「まあ、な」 質成は弟としてのつとめを正しく果たした気分になり、兄の了承を得ずにまたウニを注文した。」p158
- ゆん@huhu2025年2月20日読み終わった"善く生きる"という言葉の意味を考え、善く生きようとする實成さんがいい。 塩田さんの「あぶない、あぶない。おかしい方に合わせる方が楽だと思いそうになる」と言う言葉もグッと突き刺さる。 流れていく日常の中であってもモヤモヤする事を放置しないで向き合う。そして、出会いがあれば別れもある。前向きな別れ。きっと、ふとした時に思い浮かび幸せを願える。とても温かい気持ちになれる本だった。