花と夢

18件の記録
- ゆらゆら@yuurayurari2025年6月24日読み終わった女性達の受難を描く現代チベットのシスターフッド小説。つらい物語だけど、チベットのことわざとかも交えての語りが魅力的で面白かった。社会の不正義のせいで酷い目にあってると思えるのに、矢印が自分に向く人物たちについての疑問は、解説にもあった「業報思想」=「(苦難は)自分の業の深さのせい」と捉える人物達の心の持ちようがとても興味深かった。あと、ラサの巡礼路などチベットのことも知りたくなった。(25.1.12読了)
- lenco@lenco2024年11月20日再読完了解説にある「読み書きができることと自分の体を大切にすることが生き延びるためにどれほど重要か」という一文がさいご胸に迫る。 女の子たちがきらきらした小さな石ころ程度のそっと手のひらに載ってしまうような儚さと悲しさで、ため息しかない。