西遊記事変

西遊記事変
西遊記事変
馬伯庸
齊藤正高
早川書房
2025年1月8日
11件の記録
  • o910
    o910
    @ofton888
    2025年5月15日
  • えりんぎ
    えりんぎ
    @kuroi-shiba
    2025年5月10日
  • K
    K
    @readskei
    2025年4月18日
  • 経費精算と職場の上下関係に思い悩む神仏世界の官僚物語。まじめなやつもいれば、うまく立ち回るやつもいる。なるほど、西遊記をこの視点から考えたことはなかった。面白い。 というか、凡人をひとつ上の階梯へと進ませるために、菩薩や神仙によって人生の葛藤が仕掛けられたのだとしたら、すこしは生きる気力が湧いてくるというもの。実質、人生応援の書でもあったのだ。個人的には、自利利他の自利が強めな観音菩薩とか、ちょっと可愛いすぎて好きかもしれない。 かなり後半で、本作がなぜポケミスから出たのかわかってくる仕掛け。ああ、これはたしかにcase:大いに天宮を閙(さわが)す。探偵もの好きにささるミステリだった。
  • @busy-lake
    2025年4月15日
    第一章既に面白い。クククッwてなる感じ。
  • oji
    @oji
    2025年4月10日
    想像してたのと違う面白い
  • 垣本
    @kakimoto
    2025年4月10日
  • るいべえ
    @ruibee
    2025年3月17日
    西遊記の玄奘一行の旅のプロデュースを任せられた仙人李さんと観音コンビ。道教と仏教で所属も信念も違う二人が、最初は面倒を押し付けあったり腹のうちを読み合ったりしているうちに打ち解けていく。 プロデュースを受ける立場の玄奘もわりとスレていて観音マネージャーの更迭を要求したり、弟子として参加できる出演枠を巡って組織間の押し引きがあったり、妨害役として出演する妖怪とのギャラの交渉があったりと、面倒な裏方仕事を次々に片付けていく様はまさに社畜小説。 制約だらけの中でシナリオごとのとりあえずの落とし所を決めて、あとで見返してこれはまあ上手くいったと悦にいる心境はTRPGのマスタリングに通じるところもある。フィアスコのプレイセットで再現できないだろうか? 最後の苦く人情味のある終わり方もいい。同作者の『両京十五日』もそうだったように、社会の理不尽の中で暴発するしかなかった無名の弱者の側に立つという立場が明確で、エンタメでありながら自然と諷刺性が出てくる。 未訳の作品にもやたらおもしろそうな題材が多く、とにかく芸達者という印象の作家。中国人の友人によると、銀英伝の大ファンで銀英伝の中国語訳の文体をパステーシュした同人小説なんてものまで書いているらしい。いつか読んでみたいものだ。
  • スイ
    スイ
    @suigetu5gou
    2025年3月6日
    おっっっっもしろかったーー!!! 「西遊記」を土台にした、なんとお仕事小説。 李仙人は観音と共に、玄奘の旅の試練を用意する仕事をすることになるが、派閥争いやら口を出すお偉方やらつけ込もうとする取引先やらに翻弄されて息つく暇もない。 そのうち何やら過去の隠された闇に勘づき始めてしまう。 お偉いさんのご意向は察しろ、でも知りすぎると身の危険! 経費精算も終わらない! 李仙人は無事に出世できるのか?! とこうですよ!やーー面白かった! 「西遊記」については、知っていればいるほど楽しめるのだろうけど、日本のドラマの記憶がうっすらあるくらいの私でも充分ついていけた。 どうなることかとと思ったけれど、ラストが最高に粋! いいなーーー! バディ最高! 伝わる作者の思いもとても温かく、単なるおふざけではない、深みのある良い作品だった。も
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