戦前音楽探訪

15件の記録
がんじ〜@ganjiii2026年2月3日読み終わった寺尾紗穂さんは、単に音楽家というだけでは物足りない、特徴的な活動をずっと続けている。ライブで訪れた地域の図書館で地域に伝わる歌を掘り起こし、現代的に甦らせる。日本の植民地政策でパラオに渡った移民たちにインタビューし、書籍にまとめる、などなど。いずれも普通の音楽家ではできない(というか、しない)活動だ。それらは彼女の中ではつながっていて、きっとアウトプットの形が違うだけなのだろう。そこにアーティストとしての強い意志、一貫性を感じる。 戦前に流行したさまざま音楽を取り上げたこの著作でも、その視点は一貫している。特にドリフの大爆笑と隣組のつながりは面白い。ドリフターズは他にも軍歌や戦前の俗歌を替え歌にしているようだが、思えばそもそもリーダーのいかりや長介を志村・加藤がおちょくるコントの構造も、どこか権威を皮肉った視点が含まれていたのである。
orange.m@orange102025年7月6日読み終わった戦争と音楽の章は特に読みごたえがあった。全編通して知らないことばかりでとても勉強になる。 寺尾さんの探究心と知性に感服する。音楽活動、文筆活動、りんりんふぇすなどの活動、すべてが彼女の中では自然につながっているんだなと思う。気骨がある人は格好いい。














