メルヒオール・ドロンテの転生
11件の記録
おにぎりクン@ongrkun702026年5月26日読み終わったおもしろかった! 1921年に書かれた転生ものということで、どんなかんじなんだろうと興味を持ったのがはじめだった こんな面白く読み進められるとは思ってなかった やはりより当時に近い時代の人が書いているからか、それとも作者の親が中世の研究家?だからか、それとも作者が従軍経験があるからか、昨今のアニメなどのファンタジー中世とは違う貴族や当時の人々の描き方が面白かった 生まれの違いによる考え方の差とか、貴族の傲慢さをアニメっぽくない書き方で味わえたのが良かった いろんなタイプ、いろんな考えの人が出てきて面白かった 主人公が貴族の出なのにそうとは思えない同情心や道徳心を持ち合わせていたのがおもしろかった それがはじめからそうなのではなく、だんだんとそうなっていく過程も ヨーロッパの話だけどイスラムの僧が重要な人物として出てきたり、全体を通して東洋的な哲学や宗教観がふんだんに出てきて面白かった ギロチンで首を切られる時まで復讐で頭がいっぱいになったために、来世のことを考えられず、という逸話が出てきて驚いた 他でもよく読む気がする これの初出はどこなんだろう 終わり方も面白かった 貴族や貧民について、獣のようになってしまった人も勉強する機会がなかったり道徳的な振る舞いを知る機会がなかったり、生まれと境遇でよくないことをしてしまうのだ、だから赦そうという考えをメルヒオール・ドロンテ男爵がもっているという描写が良かったと思った 途中に出てきた医師だったと思うけど、学もあり道徳心も高い人の、話し方や語の連ね方でそうとわかるせりふもよかった いまそういうのはなかなか読めないと思う
りなっこ@rinakko2025年8月19日読み終わった素晴らしかった。前世の記憶があるという“わたし”ゼノン・フォラウフの語りによる、メルヒオール・ドロンテの数奇で苛酷な人生。 18世紀の田舎貴族の跡取りに生まれた主人公は、特権を振りかざす傲慢な父親に似つかぬ繊細で感じやすい若者だった。父に見限られた彼は、戦争を潜り抜け危機に会うたびに不思議な回教僧に救われる。オカルティズムが満載で、フランス革命当時のヨーロッパの時勢と掛け合わせてとても面白かった。








