セックスロボットと人造肉 テクノロジーは性、食、生、死を“征服”できるか
セックスロボットと人造肉 テクノロジーは性、食、生、死を“征服”できるか
ジェニー・クリーマン
安藤貴子
双葉社
2022年8月25日
19件の記録
鷲津@Washizu_m2026年3月31日わたしの本棚刺激的なタイトル、何度も本屋で躊躇しましたが、内容が素晴らしく購入しました ジャーナリストのジェニーが5年の歳月をかけて書き上げたルポルタージュ。訳者あとがきの紹介文章が端的にこの本を物語っています 『もし、いっさいの妥協がいらない理想のパートナーが手に入り、動物を殺さなくても肉が食べられ、妊娠しなくても子供をもて、苦しみのない死が得られるとしたら、人間はいったいどうなるのだろうか。それがこの本のテーマだ。』 人造肉など、時折テレビで耳障りの良いニュースとして取り上げますが、実際問題テクノロジーはどこまできているのか、気にはなっていました。この本では莫大なインタビューを通じて現在の状況を明らかにします。セックス、食料、出産、安楽死に関するテクノロジーは実用化のレベルに到達しようとしており、読み進めるうちに空恐ろしくなってきました 著者はこの本で最新の知見を紹介しつつ、行きすぎたテクノロジーの進歩に対して警鐘を鳴らします。倫理観が欠如した技術開発はディストピアを招くと コロナ禍を経験したことで、人間は森羅万象全てをコントロールできる、そう考える一部の人たちが確実に存在している、そう思うようになりました。彼らは本著のテーマについても常日頃から口にします 結局その技術を我々が受け入れるのか、そうではないのか。ひとりひとりの判断が迫られる日は、そう遠くないようです

積読本を減らしたい@tsundoku-herasu2026年2月1日かつて読んだ「主導権を握っているのは自分だという幻想を手に入れるために、私たちがセックス、食べ物、誕生、死をテクノロジーに委ねてしまえば、相手に対する共感、不完全な自分、主体性、存在の不確実性といったものを失う危険がある。要するに、人間性を失うリスクがあるのだ」 2022年10月22日朝日新聞 2022年12月24日東京新聞 書評欄掲載


















