私労働小説 ザ・シット・ジョブ
11件の記録
雨晴文庫@amehare_bunko20232026年1月8日読み終わった“わたしが書きたかったのは、わたしは様々な仕事をしながら、ずっと同じ疑問を抱き続けてきたということである。 それは、世の中には金銭的にも報われず、社会的にも軽視させれている仕事があるのだが、これらの仕事はいつまでたっても報われないままでいいのかという疑問である。” 「あとがき」p252より引用 このあとに続けて、著者は、 “コロナ禍を経て、労働に対する価値観の基本的なシフトがすでに始まっているように”思えるという。 そうなってほしい、とわたしも思うけれど、どうなのだろうか…
- みかこ@mkk_7132026年1月2日買った読み終わった「低賃金で重労働で病院のヒエラルキーの底辺にある仕事を呪いながら、母は、本当はあの仕事が好きだったのだ。」 そうなのだ。本当に。 ケアワーカー以外の人間がケアワークについてどう思っているかは知らないが、少なくとも私もそうだった。他人の排泄の世話をすることも時に多少の暴力や暴言があることも、私にとっては大した問題ではなかった。 介護という仕事は向いていたし、好きだった。 「人はパンだけで生きるものではない。だが、薔薇よりもパンなのだ。」 『薔薇』とは平たく言えば『やりがい』もしくは『矜持』といったところだろう。ケアに携わる側も、まず充分に生活できる金銭を得られなければ生きてはいけない。むしろケアに携わるからこそ、充分な金銭を得て、しっかりとした食事を摂り、休息を取り、余暇を楽しみ、人間らしい生活をすることが必要である。 社会に欠かせぬにもかかわらず、低賃金で、社会的にも軽視されている仕事。その仕事を好きだと思う人間が、どうかやりがいや職業倫理を盾に搾取され続けませんように。呪いの言葉なしに好きだと言える世の中になって欲しい。 第六話 パンのケアと薔薇 p209




黒糖まんじゅう@hyo-1232025年12月14日読み終わった自分と同年代の人のパンクで真面目でハードな人生を知る。聞いてた音楽とか、流行りのスタイルとか、ああ、あんな感じって分かるだけで、その後に語られるストーリーが信用できる気がする。




みえこ@mieko2025年9月29日読み終わった差別とか、自尊心が削られるとか、ジェンダー問題とか労働周りにはいつもその辺がついてくる。 基本的に物語の結末で労働者が勝つとか、スッキリ回収するとかがないのが良かった。階級とか人権問題は根強くてそんなに簡単ではない。









