密室殺人ゲーム2.0
12件の記録
猿馬大咳@sarubaaaaa2026年3月25日個人的には、「王手飛車取り」よりも好き。 いやむしろ、「王手飛車取り」ありきの内容であったから面白いのか……。 この本は、「密室殺人ゲーム王手飛車取り」の続編であり、主人公五人が再び集い、密室殺人ゲームを繰り広げる内容になっている。 終わり方もさることながら、とにかく、前作の要素を取り込みながら、無理のある犯罪でも律儀に取り組んでいる。 物語を描くうえで必要なのは「客観」と「主張」だと思っているから、こういった厳密な議論を書ける人はすごいなあと思う。 「図書館の魔女」とか、「虚無への供物」とかもそれっぽいんだけど、これは全員が殺人鬼であるから、人殺しの観点から取り組んで、反論して、ゲームを盛り上げているのを見ると、作者が人を殺してきた帰り道に思いついたのではないか……と勘繰ってしまうほど練られている。 若造の感想なので、許して──僕はミステリをあまり読んでいないのだ。深く読み込めるほど、僕は読書家ではない。 これぞミステリー……しかし、長編のような要素を中編に収めて、それを一冊にまとめる。とても人の所業とは思えない。 「王手飛車取り」のラストに苦言を呈す声もあったけれど、この本のためにあのラストが用意されていたんではないか、と思えるほど、描き方が鮮やかで、潔い。 もし前作のみ読んだ方がいるのならば、ぜひ購読してほしい。ついでに言うと、前述の方ならば、この感想に「あれ?」と思ったのではなかろうか。 深夜の感想です。お手柔らかに。
時雨崎@rainstormbook992025年10月24日読み終わった前作にあたる密室殺人ゲームの世界観を引き継ぐ話。ミステリとしては短編の連続だけど、これは前作から続けて読まないとと歌野晶午お得意の叙述トリックに惑わされる楽しさを十分に味わえない。 個人的には前作の方がトリックが面白かった。本作は叙述トリックと展開の面白さというか奇をてらってる感がある。なので最後のトリックはなんかメタ的に分かるかな。ラストを飾れる衝撃の展開ってもうそれしかなくない…?みたいな また時間をおいて最終作を読もうかな





