地べたから考える

6件の記録
- ひつじ@mgmgsheep2025年5月5日読み終わった過去の著作から編まれたアンソロジーだったので、内容のほとんどはすでに読んだことのあるものだった。ブレイディさんが書かれてきた文章の核のようなものが、とてもシンプルで分かりやすい形になっていると思う。 あと巻末に「次に読んでほしい本」として『それで君の声はどこにあるんだ?』が紹介されていて驚いた。少し前に古本屋で偶然惹かれて購入し積んでいる本だった。これは運命なので、やはり早く読まなければ…。
- 古野楓@FurunoKaede_reads2025年5月1日読み終わったすごい本だった。イギリスの暮らし、そこにある階級、人種をはじめとする社会問題、生きる上で身の回りにある様々な問題を広い視野と少しシニカルな目線で語っていて、何から何まで勉強になった。知らないことばかりだった。巻末のブックガイドを参考に、もっと知りたい学びたいと思った。語彙力とは、知性とはこういうことなのかと感じた。 豊かな生活の中で学んだ知性ではなくて、「地べた」から見える、厳しく泥臭い人生の上にあるそれが何よりも賢いと思う。そんな物の見方こそが社会に最も必要なものだと思えた。衝撃的だった。