地べたから考える
15件の記録
Sanae@sanaemizushima2026年3月1日読み終わった同じシリーズの別の本を図書館に借りに行った時、児童コーナーに案内され、こんないいシリーズがあるんだ!と知った。ちくまQブックス。さすが筑摩書房さん。 ブレイディみかこさんは気になりつつもまだ読んだことがなくて、どうしてもっと早く手に取らなかったんだろう!と思った。他の著書も早く読みたいと思ったし、ちくまQブックス、子供用だと侮るなかれであった。 今まさにモヤモヤしていたところを示してくださったところを記して、あとに活かしていきたいと思う。 「日本の貧困者があんなふうに、もはや一人前の人間ではなくなったかのように力無くぽっきりと折れてしまうのは、日本人の尊厳が、詰まるところ『アフォードできること(支払い能力があること』だからではないか。それは結局、欧州のように、『人間はみな生まれながらにして等しく厳かなものを持っており、それを冒されない権利を持っている』というヒューマニティの形を取ることはなかったのだ。」(p64) ”税金払ってますから言わせてもらいますけど“みたいなことをよく聞くし、わたしもそう思っていたが...”生まれながらにして“私たちは、ということをもっと自分なりに考えていく。 「他者の靴を履く」というたとえ。エンパシー、「自分がその人の立場だったらどうだろうと想像することによって感情や経験を分かち合う能力」。エンパシーは「能力」。 著者は「日本の若い人たちと話をしていると、日本ではまず「自分の靴を履く」ことの方が大事なのでは」と言う。 若い人に限らないが、絨毯の上に(靴なんか履かず)大人しく座っていることの方が良しとされる風潮もあって、靴を持たない人もいると言及があり、この意見にハッとした。 自分の靴を持たないから、大多数に靡くのかもしれないし、たとえ自分の靴を持っていたとしても、脱ぐという発想自体を持ち合わせないために、合わない人には攻撃や説得、無視など、分断しやすさの社会があるのかもしれないと思った。 このこともずっと考えていきたいと思う。








のし@readsnoshi2025年8月10日読み終わった地に足をつけて生きることの大切さ。 自分にとって多段ヒットする話もあり、すぐ隣にチラついてる問題はやっぱり考えることが多かった。 「自分を生きる」ことが日本人の価値観でいかに難しいか。 「ぐう」と言いながら読みました。
ひつじ@mgmgsheep2025年5月5日読み終わった過去の著作から編まれたアンソロジーだったので、内容のほとんどはすでに読んだことのあるものだった。ブレイディさんが書かれてきた文章の核のようなものが、とてもシンプルで分かりやすい形になっていると思う。 あと巻末に「次に読んでほしい本」として『それで君の声はどこにあるんだ?』が紹介されていて驚いた。少し前に古本屋で偶然惹かれて購入し積んでいる本だった。これは運命なので、やはり早く読まなければ…。
やや@yaya_reads2025年5月1日読み終わったすごい本だった。イギリスの暮らし、そこにある階級、人種をはじめとする社会問題、生きる上で身の回りにある様々な問題を広い視野と少しシニカルな目線で語っていて、何から何まで勉強になった。知らないことばかりだった。巻末のブックガイドを参考に、もっと知りたい学びたいと思った。語彙力とは、知性とはこういうことなのかと感じた。 豊かな生活の中で学んだ知性ではなくて、「地べた」から見える、厳しく泥臭い人生の上にあるそれが何よりも賢いと思う。そんな物の見方こそが社会に最も必要なものだと思えた。衝撃的だった。












