営繕かるかや怪異譚 その弐
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- 芙蓉@fu_rong_282026年7月10日怪異を祓うのではなく、怪異と折り合いをつける。 ただ存在する怪異に対して、人間がきちんと暮らせるよう家を修繕する。 だから必ずしも怪異が去るわけでもない。 営繕を生業とする主人公が淡々と家と向き合う様子に毎度ほっとする気持ちと、分かりやすい解決策が存在するわけじゃないことに不安も感じる。 慌ただしい都市とは切り離されたような古い城下町の 古めかしい家で起こる、静かでいながら確かに存在感を醸す怪異たちに日本怪談のじめっとした空気を感じてとても良い。 主人公以外の登場人物たちも怪異に魅せられたり向き合ったりする人間味が面白い。 建物を、道具を、暮らしを、人との繋がりを大切にすることに思いを馳せるような読書だった。 ・魂やどりて p209「育もこれまでさんざん家を弄ってきたが、「手入れ」という感覚はなかったことに気づいた。」 一人気ままな暮らしでつい雑な日々を送りがちな自分にも刺さる一言だった。
yomitaos@chsy71882025年11月12日読み終わった@ 自宅前作にも増して、怪異との共存に憧れすら抱ける傑作だった。とくに最後の「まさくに」はあまりに美しく、「怖いけどいなくならないでほしい」という主人公の相反する気持ちが素直に理解できる。 冒頭の「芙蓉忌」はこのシリーズとして珍しい、怪異側に飲み込まれるような物語だが、飲み込まれた方が幸せなのかもしれないという軽い諦念すら湧く、美しい幻想譚。 エンタメホラーに食傷気味のあなたに、ぜひ読んでもらいたい。
もそ@mosomoso_2025年10月24日読み終わった図書館本芙蓉忌⋯魅せられてしまった人の話、わりと明確に害悪よりの怪異。 関守⋯帰ってこられてよかったね。通りゃんせの歌詞の意味を深く考えたことなかった。 まつとし聞かば⋯お父さんしっかり!と思いながら了。猫ちゃん。 魂やどりて⋯語り手の性格が悪くて怪異に悩まされるのもさもありなん、と思ってしまった。何ごとも折り合いですよ。 水の声⋯隈田さんも出てきた。本当にいい人ですね。 まさくに⋯お母さんの気持ちもわかる。樹視点だとめちゃくちゃ怖いまさくにさん、形を変えて新しい家を守ってくれるといいなあ。
ふーる@fool62025年7月18日読み終わった建物や場所、いわくあるところに潜む怪異。二作目は比較的範囲が広がった印象だけど、対応するのは営繕屋尾端。不安の作りと、尾端によるホッとする空気の作りが見事、絶妙の怖さが良い
amy@note_15812025年3月20日かつて読んだ感想小野不由美引き続き読んでいる営繕かるかやシリーズ 怖いけどちゃんと怪異の理由が明らかになる小野不由美ホラーはミステリーの読み口に近い 営繕かるやかがシリーズであることが嬉しい また営繕屋尾端の活躍が見られる。活躍といえるほど華麗なものではないけれど どの話も起きている事象としての怪異はしっかりと怖い、そして読み終えるとほっとして少しだけ昇る希望がこちらの心を照らしてくれる ホラーなのに読んでよかったと思えるのは、確実にすごい。名作だ 人間はどうあっても家という箱のなかで日々を積み重ねていくしかないし、その積み重ねを愛おしく思える
































