営繕かるかや怪異譚 その弐(2)

27件の記録
- ちのべ@wmgvau2025年9月22日読み終わった再読。お気に入りは「魂やどりて」の話。道具にこめられた作り手の想いと、それを受けて道具そのものが自分の役割を認識して誇りを持ってるみたいに思えて、感慨深かった。あとは「水の声」とか「まさくに」みたいに、ミスリードがあって予期せぬ真相が出てくるのも話の運びがうまいなあって楽しくなる。
- ふーる@fool62025年7月18日読み終わった建物や場所、いわくあるところに潜む怪異。二作目は比較的範囲が広がった印象だけど、対応するのは営繕屋尾端。不安の作りと、尾端によるホッとする空気の作りが見事、絶妙の怖さが良い
- amy@note_15812025年3月20日かつて読んだ感想小野不由美引き続き読んでいる営繕かるかやシリーズ 怖いけどちゃんと怪異の理由が明らかになる小野不由美ホラーはミステリーの読み口に近い 営繕かるやかがシリーズであることが嬉しい また営繕屋尾端の活躍が見られる。活躍といえるほど華麗なものではないけれど どの話も起きている事象としての怪異はしっかりと怖い、そして読み終えるとほっとして少しだけ昇る希望がこちらの心を照らしてくれる ホラーなのに読んでよかったと思えるのは、確実にすごい。名作だ 人間はどうあっても家という箱のなかで日々を積み重ねていくしかないし、その積み重ねを愛おしく思える