砂の粒/孤独な場所で 金井美恵子自選短篇集 (講談社文芸文庫)

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プールに降る雨@amewayamanai2026年8月4日読み終わった金井美恵子はむかし好きでよく読んでいたことを思い出し、いま読んだらどう感じるのだろうと枕元に置いて少しずつ読み進めていた。 最近触れていなかった、明朝体が似合う文体が乾いた砂地に染み込み心がうるおうようだった。 収録されているいずれの短編も眠っているときに見る夢のようで、おぼえようとしてもすぐに忘れる内容という意味でいえば読みながら寝落ちするには最適だった気がする。 解説で磯崎憲一郎も指摘している、書かれた言葉がつぎの言葉を生み、線上に連鎖していくような文章は、言葉遊びを得意とする多和田葉子に近いものを感じた。 人に見せる文章を少しでも書いたことのある人なら、金井美恵子の描写の異様な巧さがわかると思う。











