独裁者の料理人
20件の記録
なかちきか@susie_may41412026年5月13日読み終わった積読をようやく読了。たしかに、料理人たちは、ほかの人とは違う独裁者の顔を見ていたんだなと感じる。食べることは生きることだから、食への執着がその人となりをむき出しにするのですね。 途中で挟まる「オードブル」という短い章は、すべてポル・ポトの料理人ヨン・ムーンさんへのインタビューで、この本全体でポル・ポトが占める位置は大きいようだ。 アルバニアの独裁者ホッジャのことは初めて知った。 独裁者のいた国の人々は、おしなべて飢えに苦しんでいたこともわかる。 北朝鮮への取材は電話でしか叶わず、本書には収録されていないそうで残念。 たまに挿入されるレシピが美味しそうで、食べてみたいと一瞬思うものの、独裁者のレシピと考えるとぞっとする。食糧不足対策のレシピもいくつか登場。グレープフルーツのカツレツはちょっと食べてみたい。 同じ著者の『踊る熊たち』も積読中なので読まないと。




花信@flowerkite522026年2月17日読み終わった独裁者だって飯を食う。サダム・フセインは気配りの人で、ポル・ポトは笑顔が爽やかなイケメンだった。彼らを支えた(支えざるを得なかった)、忠実で誠実な料理人たちの物語。 読んで思ったのは、独裁者だって普通の人だ、ということ。普通の人に何かの弾みで権力が集中すると、恐るべき独裁者となる。 どうか私たちが独裁者を養うことがないように。


あまぎ@zfch88882025年3月20日買った読み終わったP.76 我々は昼食のため、野っ原のどこかで車を停めた。サダムは食べ終え、食事がお気に召したので、こう言った。『アブー・アリ、君は本物の名シェフだ。一緒に写真を撮ろう』 それは美しく晴れた日で、みんな機嫌がよかった。ほら、見てくれ。あのすべての年月の後で私に残ったものは唯一、これだけなんだ。 P.187 私は生き残った。 自分の才能のおかげで。そして、想像力豊かで独創的でなくてはならないと言ってくれたエンヴィルのおかげで。 P.218 「フィデルが食べていたものは人々が買えたものと大して変わらなかった」「本気か?」私はもう一度訊く。「たとえば彼はグレープフルーツのカツレツを食べていたか?ソヴィエト連邦が崩壊したとき、多くのキューバ人がそうしたように、昼食代わりに砂糖水を飲んでいたか?」「あんたに何がわかる!」 P.280 ピックはそのとき重要な発見をした。クメール・ルージュは飢えを政治の道具として使っていたのだ。




















